ドSな妹いかがですか 弐【銀魂】

えいりあんばすたー ページ24

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｢暇だなァー｣


だから、永遠と屯所の廊下をうろついていた


ちょっと違う道に行こうと思って針路を変えると、部屋の前に隊士が集っているところがあり、気になってみんなの間から顔を覗かせた。


｢何してんの?｣


隊｢あ、Aさん 今星海坊主が来てるんですよ｣


｢…星海坊主?何それ食べれんの?｣


隊｢いや!!人間だから食べないでください!!｣


｢…あっそう、で?その星海坊主さんはなんでココに?｣


隊｢どうにも、地球にえいりあんが襲来してきてるらしくて、それの駆除に｣


｢…星海坊主さんは何してるの｣


隊｢簡単に言えば、宇宙の清掃人らしくて｣


｢へぇ、こんな汚い地球にえいりあん襲来してそれの駆除、大変だねェ…｣


私は一足先に隊士の輪から抜け出して市中見廻りに出た



しばらく歩いていると、全隊士に近藤さんが指示を出した


土｢えいりあんがなんぼのもんじゃぁぁぁ!!｣


…うちの兄貴ぶっ壊れた、、


土｢竹内兄貴の敵じゃぁぁぁ!｣

近｢誰だ竹内さんって何かあったのか?
竹内さんに何かあったのか?｣


たまたま映画館の前を通りかかった

そっから出てくる人たちの口からは


"竹内兄貴"

"竹内兄貴"

"竹内の兄貴"


…竹内兄貴


｢えりいあんVSやくざ…｣


これのことか?


近《寄生された者を判別するには顔を見るのが早い

パンダを探せ!

寄生された者の目の周囲にはクマのような黒いアザが出る

いいかみんなパンダを探すんだ》


気づけば話が進んでいた

パンダ…


近《被害が出る前になんとしてもくいとめるんだ

パンダだパンダダじゃないぞパンダだ

いや今の｢だ｣はそういう｢だ｣じゃなくて》


フラフラと街中を進んでいくと騒がしい大江戸信用金庫前に来た


アナウンサーが黒いアザみたいなクマみたいな目の下にできているモノの話をしていた


｢…パンダダ｣


『…遅かったか』

『え?まさか神楽ちゃん?
コレ神楽ちゃんが?』


聞き覚えのある声にちらっと横を見ると


｢…旦那に新八くん?神楽ちゃんが何かあったの?｣


銀｢…あぁ、まァな

拙者拙者詐欺にだまされて金を振り込もうとしたはいいが

当然金なんかある訳ねーだろ

……そしてこんな凶行に｣


新｢どうしよう僕らどうすれば

銀さん?｣


｢…待って銀さんダメだよ

今、中はどうにもできない状態に…｣


…まさか気づいてない?

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