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いくつであっても再会は感動する ページ1

前作お気に入り70人突破ありがとうございます!
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だが、どうにか脱出できる方法はないかと辺りを見回してみたが、私がどこから出てもいいように家の扉という扉は全て完全に封鎖されていた



その後父親は私を部屋に閉じ込めた


そこからは何故か何もしてこなかった


――閉じこめられて1年



最低限のご飯と寝床だけもらい、あとは24時間暗闇にいた 正直怖かった


目が覚めて朝の食事を待ってみるけど一向に来ないため、何があるか分からない足元に注意をはらいながら扉の前まで行ったが人がいる音はしなかった


この扉を開ける方法なんてない…そう思って暗闇に慣れた目で扉の横の棚に目を向けると


「…木刀」

1年間振っていない木刀を見つけた


しばらく持っていないせいできっと振る力はないし、子供の力じゃ無理だろうと思ったが道場で教えてもらったことを参考に本気で振り下ろすと扉は壊れた


…バレたら殺される

「誰も…いない」


部屋の外には出たけど誰もいなかったチャンスだ、そう思って2度目の脱走をして近藤さん達のいる道場へがむしゃらに走った





1年ぶりのそこは何も変わっていないけど久々に見たからか緊張してしまう



扉からスっと顔を覗かせると見たことの無い髪の長いお兄さんがいた


近「…Aちゃん?Aちゃんなのか!?」


近藤さんは私に気づいて駆け寄り、包容力のある身体でめいいっぱい抱きしめた


近「1年間もどこにいたんだよ!心配かけやがって……待ってたぞ」

「…私……ごめんなさい………」

近「帰ってきてくれてありがとう」


すると近藤さんはふと思い出したかのように私から離れて例の長髪のお兄さんを紹介してくれた


お兄さんの名前は土方十四郎だという


話によるとどうやらお兄さんは近所の門下生とやりあってる所を近藤さんが拾ってきたらしい


「…私 Aです……」

土「よろしくな」

「…はい」


近「あ 今まで聞いてこなかったけどAちゃんは苗字とかないの?」

「…苗字……もっとちっちゃい頃からお母さんもお父さんもいなかったから分からない」

近「…家族失ってるのにここまで大きくなったのか!それはすごいなAちゃん」


…その日私は近藤さんに初めて嘘をついた


だが、土方さんにはバレていた


土「お前、ちょっと来い」

近藤さんが席を外しているとき、土方さんに呼ばれて外に出た

お兄ちゃんと呼ばせてください→



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結佳(プロフ) - 気になるから終わらないでよ(´・ω・`) (5月29日 0時) (レス) @page27 id: 3057047a96 (このIDを非表示/違反報告)
ぽちゃ - はじめまして!読ませていただいてます!とても面白いです!これからも応援してます!更新自分のペースで頑張ってください! (2021年7月30日 6時) (レス) id: fffe7db0be (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゅち | 作成日時:2021年2月12日 19時

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