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普段意地張ってる奴ほど意外と恐がりだったりするのかも ページ39

私がそういった数秒後、2人のいる部屋が騒がしくなった


恐らく女に気づいて急いで出てきたんだろう


新「きっ…切り抜けてきた いや待てしょってる!?女しょってるよオイ!! うわばばば!!こっち来るなァァ!!」

「…これだからアホは」


後ろでワーワー喚いてるアホ2人から逃げ、私たちは空き倉庫に身を置いた


新「やられた 今度こそやられた」

沖「しめたぜこれで 副長の座は俺のもんだィ」

新「言ってる場合か!」

沖「オイ 誰か明かり持ってねーかィ?Aとか持ってねーのかィ?」

「あるわけねーだろ!そんな用意周到じゃねーよ そーゆー総悟こそお兄ちゃんの抹殺儀式の時に使ってた明かりとか持ってないわけ!?」


沖「あっ!蚊取り線香あった」


なんで蚊取り線香!?


新「なんだよアレ〜なんであんなんいんだよ〜」

神「新八銀ちゃん死んじゃったアルか?ねェ死んじゃったアルか?」

沖「実は前に 土方さんを亡き者にするため外法で妖魔を呼び起こそうとしたことがあったんでィ ありゃあもしかしたらそんときの」

「…抹殺儀式に蚊取り線香いるか?」

新「アンタどれだけ腹の中真っ黒なんですか!?」


神「元凶はお前アルか おのれ銀ちゃんの敵!!」



新「あーもうせまいのにやめろっつーの! なんでお前ら会うといっつも…ん」

「わー!ちょっと総悟巻き込まないでよ! あ…」

新「「ぎゃああああああああああ!!」」


新「でっ…でっでで出すペらァどォォォ! スンマッセンとりあえずスンマッセン マジ スンマッセン!」

「あ…あわっ…」

新「てめーらも謝れバカヤロー!人間 心から頭下げればどんな奴にも心通じんだよ バカヤロー!」

新八くんが必死になって謝っているが、私は恐怖で身体が動かなかった そのかわりひとつ気づいたことがある おばけが…いない

見えたのは総悟の蚊取り線香がいい感じになってるのだけ…もしあの女が幽霊なんかじゃなかったら?

そう考えた私には1つ気になることがあった



新「あのホントォ!くつの裏もなめますんで 勘弁してよォマジで…僕なんて食べてもおいしくない…」

「新八くん 新八くん顔上げてもういないから あとそこの2人気絶しちゃってるから」

新「ん?アレェ?ホントだ…いない な…なんで なんでなんですかAさん」

「…私も詳しいことはわかんないけど 総悟の蚊取り線香(ソイツ)が役に立ったのかも」

新「…ていうことは」

「…そういうことかも とりあえず証明するために隊士達見に行こうか」

新「はい!」

ユーレイなんていないから安心して過ごせ→←ユーレイの実態ってけっきょく何



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作者名:みゅち | 作成日時:2021年1月21日 18時

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