検索窓
今日:4 hit、昨日:14 hit、合計:11,349 hit

No.039 地雷 ページ39

.









「はは、女の命乞いの方がまだ花があっていいねえ」

「で、どうする?」

「どーでもいい」

「ま、ゲンの好きなようにしろよ。俺は興味なし」

「身体をどうされると思ってんだ?お前」



結局サブもバラもこんなクソ女の身体に興味はないみたいだし、俺だってこんなブスな奴を犯 す趣味はない
こいつの価値はどこにも無いな
手錠をかけたままの手で俺たちに頭を下げて命乞いをする女に向かって、次に何を言ってもとりあえずはリトルフラワーをぶちかまそうと手を伸ばしたとき



_____そこにいる子みたいに、輪姦する、とか



助けてくださいとなんでもしますを繰り返していたうるさい口から、全く意味のわからないセリフが飛び出した
そしてその女の震える右手は、サブとバラの後ろにいるAを指差している



「は?」

「あ」

「やべっ!」



いまこいつ、Aのこと指差しやがったな?
あまりのことに不発となったが、もともとリトルフラワーを発動させようとしていた手で、Aのことを指差した汚い手をひっつかんで、もう一度言ってみろと脅す
力加減がうまくできず、すでに俺の手の中にあるこいつの手首からは、骨が折れた音がした

俺の雰囲気が変わったことが雑魚でもわかったのか、さっきよりずっと怯えた様子で俺から逃れようとする腕を、今度はちゃんとなんの躊躇もなくリトルフラワーで爆破した

手首から先が見事ぶっ飛んで、痛いと泣きはじめたそいつが、もう一度言ってみろと言った俺の言葉に従い、小さな声で先ほどのセリフを繰り返した



_____そこにいる子みたいに、輪姦する、とか
_____その子もそうやって命乞いしたんじゃないんですか



そいつの声が耳障りで、手に力が入る
手首から血管が焼き切れる音がして、汚く泣きじゃくって痛がる姿を見ても、絶対に許せないと思った



「もともと殺すつもりだったが、さらに格下げだ」



俺は目の前のクソブスを、俺の知っている中でいちばん苦しい方法で嬲り殺した

はるか昔、Aを襲った男と同じ死に方である

いまの発言でどれだけ俺の怒りを買い、いまから自分が何をされるかということを、俺の念からわからないようなクソ雑魚女を、生かしておく意味なんて無いのである









.

No.040 殺す以外に使い道なし→←No.038 一石三鳥の乱暴な手



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (21 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
14人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ライ(プロフ) - カナさん» こちらも読んでくださってたんですね!ありがとうございます。楽しんでいただけたみたいでとても嬉しいです! (2020年9月28日 10時) (レス) id: 182c279fa9 (このIDを非表示/違反報告)
カナ(プロフ) - 最期まで読みましたがとっっっても面白かったです!!!!ゲンスルーの作品中々ないので読めて幸せでした。もし続編があったら楽しみにしてます!改めて完結お疲れ様です! (2020年9月28日 0時) (レス) id: 653b7cacce (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ライ | 作成日時:2020年9月25日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。