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潤side
たつと一緒に行動していて沢山気づいた事がある
まずはめっちゃ頭が良いって事
皆で高校入試の自己評価の点数を聞き合ってたんだけど
たつは俺の友達の中でも1番点数良かったしなんなら満点に近い
後、身長の割にめっちゃ細い
痩せてるっていうより痩せすぎな感じ
いつも黒のパーカーを着けてるし
学校指定のズボンもピタッとしたものじゃないから
分かりにくいけど、ふと見える手首とか足首とか
めっちゃ細い
まぁ、あの昼飯の量なら納得できない事はないけど…
後は人に遠慮してばっか
最初はずっと敬語だったし
今も、、
バンド部に来て、たつと一緒に入部届を出して
他の見学に来てた1年生も
それぞれ好きな楽器を触らせて貰ってるんだけど
多分、たつはギターがやりたいんだと思う
昨日の見学の時もずっとギターを弾いてる先輩見てたし
今日だって演奏を見せて貰ってる時ギターの方ばかり見てた
ギターはやっぱり1番人気らしく
1番1年生が集まってた
入部が確定してるたつは最初ギターを先輩から直接習ってその練習をしてたんだけど、
途中で来た子が無理矢理たつからギターを取るようにして
他の友達と楽器をならし始めた
たつは何も言わずに泣きそうな顔で空いている楽器を探してる
他の楽器も1.2人は触っている人がいて
中々声が掛けられないみたいだったから
俺の所に誘った
「たつ!ベース触ってみる?」
忠「あ、でも潤君が使ってるし…」
「良いの!沢山楽器触ってみた方が良いじゃん!それにたつだって今、他の1年生に楽器貸してたじゃん」
そう言ってたつにベースを渡す
忠「あ、あれは、俺よりギター弾くの慣れてるみたいだったし、その、俺より全然似合ってたし」
そういって笑うたつ
悲しそうな顔だけどね
たつと話してると分かる
ずっと、"俺より"とか"すいません"とか、
人の事ばっかで自分の気持ちは後回し
どうにかして自分に自信を持てるように出来ないかな…
忠「あ、潤君、やっぱり、これ潤君弾いて下さい。俺、見てるから、あの、ごめんね、、」
俺の顔が暗くなったからだろう
たつが謝ってきた
しかも敬語入っちゃってるし
たつは人の顔色を伺うのが癖になってるみたい
忠「潤君、怒ってますか?あの、本当に、俺、見てるから、だから、これ、、」
「たつ、俺、何も怒ってないよ。ベース、たつにも体験して欲しいって思ってただけ。ほら、やってみて?」
なるべく優しく話してみる
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りぃちゃむ - この小説のファンです!更新楽しみにしてます! (2020年4月6日 1時) (レス) id: a0ff6742a7 (このIDを非表示/違反報告)
くらげ(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます!体調にはお気をつけて下さい! (2020年3月23日 21時) (レス) id: e214be8c74 (このIDを非表示/違反報告)
まな - この小説が大好きです。更新楽しみに待っています! (2020年2月16日 13時) (レス) id: ee0c7cbf43 (このIDを非表示/違反報告)
Gemini(プロフ) - 葉菜さん» コメントありがとうございます!! (2020年1月27日 16時) (レス) id: 87a587b4f8 (このIDを非表示/違反報告)
葉菜(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます!! (2020年1月27日 8時) (レス) id: d212940233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Gemini | 作成日時:2020年1月16日 18時