私の親戚は最低だけど強い３【伏黒甚爾】【呪術廻戦×鬼滅の刃】

番外:傑VS真希&野薔薇 ページ48

残穢がわずかだけど残ってるな。

残さないようにしたんだろうが。

あ、あの木の陰かな？

傑「いるのはわかってるよ。出ておいで」

そういうと2人の人影が出てくる。

野「(うわっいつも通りのあの笑みが恐ろしく見えるわ)」

真希「チッ(一発目から傑かよ！ゆりじゃなかっただけマシだがコイツも強敵だな)」

傑「出会い頭に舌打ちしないでくれよ。残穢、残ってたよ」

「「！」」

傑「残さないようにしたんだろうけど。気をつけたほうがいいよ」

真希「ご丁寧にどうも！」

真希はそれと同時にクナイを投げてくる。

呪霊を使ってそれを受ける。

長刀を使って距離を空けながら攻撃を繰り出してくる。

確かに強いのだが少し隙がある。

そう思っていると野薔薇の釘の攻撃が飛んでくる。

サッと避ける。

遠距離系の野薔薇とどれにでも対応可能な真希。

コンビネーションはかなりいいかもしれないね。

私は自分の体を隠すように呪霊を出すとそれに隠れながら野薔薇に接近する。

野薔薇こちらに気がつくと急いで逃げようとしたがそこを阻みタッチした。

野「真希さん！逃げてください！」

真希が全速力で逃げていく。

私はそれを追いかける。

真希も結構速いな。

地味に距離は縮まるがなかなか追いつけない。

うまく木などを使って逃げるためこちらも全速力を出せない。

そのとき木の上から気配を感じる。

棘だ。

棘「"動くな"」

急いで耳を呪力で覆ったが少しの差で間に合わなかった。

体が固まったように動かなくなる。

これが呪言か。

体験したのは初めてだ。

棘がボタボタと口から血を流しているのが見えた。

棘は喉薬を飲むと真希と急いで逃げていった。

それからしばらくして体が動くようになり野薔薇の元に戻る。

野「真希さんは？」

傑「棘に邪魔されてもう少しのところで捕まえられなかったよ」

そう言うと野薔薇はホッとしたような顔をした。

牢屋に行くとパンダだけだった。

周りの呪霊も始めと同じ状態だ。

野「パンダ先輩⁉︎」

パ「ゆりに捕まった」

ゆりがやったのか。

でもパンダ1人で行動していたとは思えないし1人取り逃したのかな？

もしそうなら生徒にも期待十分だ。

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