成程 ページ34
バチイという派手な音と共に悟の手は跳ね返された。
悟は頭に?を浮かべていた。
続いて私と傑も触れてみると同じように跳ね返されてしまった。
歌「ちょっと、なんでアンタたちがハジかれて私が入れんのよ」
そう言った先輩の腕は帳の中に入っていた。
ああ、成程ね。
触れた時の違和感の正体がわかった。
悟もニヤリと笑い、成程と言った。
悟「灰原、歌姫、お爺ちゃん先行って。
この"帳"、"僕たち三人"の侵入を拒む代わりにその他"全ての者"が出入り可能な結界だ」
『甚爾さん、入れる?』
甚「いや、無理だ」
傑「私たち四人だけという個人個人に作用する結界なんて余程腕の立つ呪詛師がいる。しかもこちらの情報をある程度把握してる」
悟「ほら行った行った。何が目的かは知らないけど一人でも死んだら僕らの負けだ」
三人は帳の中へ入っていった。
傑「ゆり、鴉は使える?」
『うん、いけるけど帳をあげないと』
悟「僕達でやるから中がどうなってるか見て」
『了解。鴉!』
鴉を呼ぶと素早くこちらへ飛んできた。
さすがに鬼殺の頃みたく喋れるわけではないが超忠実なので便利だ。
私は操らずに視覚共有だけをすればいいのだから。
『この中を一周して戻ってきて』
そういうと鴉は飛んでいき私は視覚共有をし始めた。
ぐるりと回らせると特級呪霊一体とお爺ちゃんとやり合ってる呪詛師一人、変な剣を持った呪詛師が一人だった。
あ、歌姫先輩このまま行くとその呪詛師に会っちゃう。
でもそこまで強くなさそうだから大丈夫かな。
あとは桃とパンダが帳から出て来そう。
恵と真希、霞と棘が背負われてる。
治療したほうがいいかも。
あと呪霊の方は悟が言ってた花のやつかな。
この情報を三人に伝えるともうそろそろ帳も破れそうだというので私は恵たちを治療することにしてその場を離れた。
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ツバメ - それでも構いません 頑張って下さい期待してます けど余り無理をしない程度に続編,更新も楽しみにしています (2021年9月2日 12時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
sakura - ツバメさん» 書きたい!面白そうです。でも語彙力ないんで書けたとしても満足いただけるものかわかりませんが頑張ります! (2021年9月1日 21時) (レス) id: fbfa41ff10 (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 五条+夏油VSユリ 学生時代はダメでも教師同士として戦ったらどうなるかな 見たいです (2021年9月1日 19時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - 追加で特別編?か続編で五条+夏油vs甚爾が戦ったら面白そう(ある程度なら術式も使用okで) (2021年9月1日 18時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
ツバメ - マキとの手合わせ編ですがその手合わせマキだけじゃなく体術に強い甚爾もやれたら良いなと思います ドロケーで手合わせとは違い少し相手するけど普通に1.2年ズの皆が見てる時にちゃんと手合わせとして相手して欲しいと思います (2021年9月1日 18時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:sakura | 作成日時:2021年5月26日 21時