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「ふむ、では早速行くとするか。」
そう言って、九尾…もとい玲が言う。
「え、ここから出てくって行っても、結界があるんでしょ？出られるの？」
「Aの系譜に入ったからな、心配いらぬ。」
「そうなんだね、わかった。…あの、玲。」
「どうした。」
「あの、私の式神になったことで、幽世で不利になったりしない？」
心に引っかかっていたことをぶつけると、玲は不敵な笑顔を浮かべる。
「あるかもしれぬな。まぁ心配はいらぬ。わしに正面から向かってくるものはそうはおらぬ。」
「ならいいけど…。玲は私の式神なんだから、ちゃんと私のもとに戻ってきてね。」
「わかっておる。時々戻る。心配無用だ。」
そう言って、玲は私の頭をひと撫ですると「行ってくる。」とひとこと告げて、煙とともに消えた。
これでひとつ、心配事が少し軽くなったな、とか思って振り返ると。
「え今のって玉藻前？」
「いや、違うって本人は否定してた。」
「見事な妖狐だったね。」
「俺、妖狐見たん初めてや！」
…………なんだか、人が増えてた。
「初めまして。
「
「
「…あ、初めまして、森山A……です。」
……人口密度が高い…。
「なに、今度の当主様、めっちゃかぁいいじゃん。」
「久しぶりに土御門家にお姫様が来たって感じだね。」
「６人とも好きそうな子ぉやね！」
「ふっか、あんまりお嬢に好意があるようなセリフ言うな。」
「えなんで。」
「樹くんの警戒網がすごいから！」
「式神にも警戒しちゃうくらいだから。」
「俺、とっとと代替わりしちゃいなよって言ってめっちゃ警戒されてるから。」
「さっきの樹、ホントヤバかったから！」
６人以外のメンバーの報告会がものすごい。
私の隣で、樹が苦虫を噛み潰したような顔をしていた。
「なんかさー、実際は俺たちの方が弱冠だけど格が上なのね。」
樹が、私にしか聞こえないくらいの小さな声で呟く。
「うん、そんな気がしてる。」
「だけどさ、年齢とかがあっちの方が上の人が多くて。めめとラウは下なんだけど。」
「そうなんだ。複雑なところだね(笑)」
「そ。」
そんな話をしていたら、深澤さんが「腹減ったー！このおにぎり食べていいやつー！？」と
言いながら席についていた。
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月華(プロフ) - 凪さん» コメントありがとうございます！楽しんでいただけて何よりです！引越し先にも是非遊びにいらして下さい(* 'ᵕ' )☆ (2022年10月16日 20時) (
レス) id: 86be01ea37 (このIDを非表示/違反報告)
凪(プロフ) - この作品大好きで、いつも更新楽しみにしてます！！ (2022年10月16日 9時) (レス) id: 789ab475c3 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - おむらいすだいふくさん» こちらではなかなかイチャイチャ要素を持ち込みにくいので、別作品を書き始めてしまいました(笑)こちらでも書けるときには頑張って書きますね。 (2022年10月12日 0時) (レス) id: 1c32e2fa67 (このIDを非表示/違反報告)
おむらいすだいふく(プロフ) - 月華さん» 更新ありがとうございます！個人的に樹くんとのイチャイチャがもっと見てみたいです！笑 (2022年10月11日 7時) (レス) id: 5efa7bbe3f (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - おむらいすだいふくさん» コメントありがとうございます。楽しんでいただけて良かったです。お話はまだまだ続きそうです。ぜひ楽しんでいってください。ありがとうございます！ (2022年10月9日 19時) (レス) id: 1c32e2fa67 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華
| 作成日時：2022年9月23日 22時
