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「いやー樹も変わったねー。」
「そう、ですか。」
「好きなんだね、Aちゃんのこと。」
「…嬉しいです、そう言ってもらえると。」
正面に視線を向けると、嬉しそうな顔をしてる翔太くん。
「樹のこと、頼むね。」
「え、えと、はい。」
「あと、今日のことは樹に内緒ね。」
「え？」
「あいつ、今現在進行形で横アリじゃね？」
「そうです。」
「Aちゃん、チケット取れなかったんでしょ？」
「…………ハイ。」
「あごめん。」
「イエ。」
「これで偶然とはいえ。俺と会ってたとか知られたら、俺もAちゃんも無事じゃ済まねーよ？」
「ホントですね。」
真面目な顔をして答えると、いつの間にかお客さんが減ってきている店内に、翔太くんの「ふはは〜ぁ」という笑い声が流れた。
「送ろうか？」
一緒にお店を出ると、翔太くんが車のキーを見せてくれる。
「いえ、大丈夫です。」
「そ？遠慮しなくていいよ？」
「ううん、この後横浜まで呼び出されてるんです。」
「は？泊り？」
「……はい。樹くんだけ。」
もう一度「ふははは〜ぁ」と笑って、じゃあまたね、と楽しそうな顔をした翔太くんは帰って行った。
横浜に行くだけなのに、樹くんが無理矢理渡してくれたのは新幹線のチケット。
樹くんが着く前にチェックインして、部屋で待ってないときっと拗ねちゃうから。
歩いて数分の品川駅に向かって、小走りで走って向かうことにした。
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月華(プロフ) - ゆうきさん» コメントありがとうございます！嬉しいです。ふとしたときに、お互いをわかってて、お互いを大好きで、というのを書きたいと思っています。大好きって言っていただけて嬉しいです。また遊びに来てくださいね。 (2023年1月3日 11時) (
レス) @page14 id: 1c32e2fa67 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうき(プロフ) - 更新ありがとうございます！！主人公ちゃんが自分の家に帰ってることもお見通しで樹くんも主人公ちゃんの家に帰ってくるのまじ最高です。月華さんのお話全部大好きです！ (2023年1月3日 2時) (レス) @page14 id: 9ee5ac8e16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月華
| 作成日時：2022年11月29日 23時
