【月刊少女音駒高校 】

彼女と激辛爽やか青年2［リク］ ページ29

コンビニから少し歩いた頃、ガサガサと肉まんを取り出すと肉まんはほかほかと美味しそうな湯気をあげた。


いただきまーすと口を開けて食べようとすると、後ろからトントンと肩を叩かれた。


菅｢あの…君中華まん買おうとしようとしてた子だよね？｣


貴｢あ、えっと、うん、｣


思わず食べようとするのを止めて後ろを見るとあの烏野高校の青年がいた。


青年は私の言葉にほっとしたようにため息をつくと、中華まんを二つに分けて私に片方を差し出した。


菅｢あげるよ｣

貴｢え、でも悪いよ、自分で食べなよ｣


思わず目を見開き言うと、烏野の青年はいじけたように口を尖らせた。


菅｢男が譲ってもらってばっかだったらかっこ悪いじゃん｣


青年の言葉に思わず笑い、中華まんを受け取る。
そして あ と思い出し、自分の肉まんを二つに割り、同じように青年に差し出した。


貴｢私も肉まん買ってたし、あげる｣


菅｢え、いや悪いって、自分で食べなよ｣


貴｢ふーん、私が肉まんと中華まん半分ぺろりと食べられるようなデブに見えるって事？ふーん｣


ブンブンと胸の前で慌てたように手を振る青年にジト目で言うと、青年はあわあわしながら肉まんを受け取った。

そんな青年の様子にプッと吹き出すと、青年も笑った。


貴｢じゃあ私こっちだから、またねー｣


手を振り、クロ達との待ち合わせ場所に向かう。


私は少し烏野との練習試合が楽しみになった。まあ、私は普通に制服着てたし相手は分かってなかっただろうけど。


菅｢おお！…ん？またね？｣


その後、１人首を傾げる青年が道端に立っていたとかいなかったとか。


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リクエストで菅原さんと絡める。でした！


詞葉さん、リクエストありがとうございました！書くの楽しかったです！

菅原さんが出てくるだけでこの爽やかさですよ、いつものあのふざけはどこ行ったんだって話です。青春してるなおい。

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