story262 ページ24
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今までに会ってきたトーブのトモダチの恐竜は、穏やかで、優しい恐竜ばかりだった。けどトーブが嘘をついているとは思えない。ロックスターに何があったんだろう。
｢どうしたんだロックスター!?こいつらは敵じゃないぞ!!良いやつらだぞ！｣
私たちを襲う姿にトーブも驚きを隠せない様子だった。ロックスターを止めようと声を上げるも、トーブの声は聞こえていないのかロックスターは止まらない。どころか、トモダチであるはずのトーブさえも尻尾で攻撃した。
｢トーブ！｣
｢危ない!!｣
岩壁に叩きつけられたトーブに駆け寄ろうとすると、京介にぐいっと腕を引かれ守るように抱きとめられる。直後、目の前に巨大なロックスターの足が振り下ろされ恐怖のあまりﾋｭｯと息が詰まった。
その後もロックスターの攻撃は止まらず、私たちを襲い続けた。
｢どうしてだ...。ロックスターはトモダチを襲ったりするようなやつじゃないぞ!?｣
初めて見るトモダチの姿に、トーブも混乱している様子だった。突然の暴走の理由はトーブにもわからないようだった。なんとかロックスターを止めようとトーブは立ち上がり、声を上げた。
すると、トーブの背後から見覚えのある黒いオーラが出現する。オーラの中から顕現したのは、獣のような化身だった。
｢化身が使えるのか!?｣
天馬が驚いたように声を上げた。私たちもトーブが化身を使えることに驚きを隠せず、目を見張る。
化身を発動させたトーブは、その化身でロックスターを止めようと立ち向かっていく。
｢落ち着くんだ、ロックスター!!｣
トーブは必死にロックスターに呼び掛けるけど、その声は届いていないようだった。頭でトーブ諸共化身を振り払う。突き飛ばされたトーブは、再び岩壁に叩きつけられてしまった。
｢いつもならこれで落ち着かせられるのに...！｣
明らかに様子がおかしいロックスターに、トーブは困惑するばかりだった。唯一の止められる手段だった化身さえも通用しないなら、どう止めればいい？
｢俺たちに任せろ！｣
止める手立てを失ったトーブに、京介が力強く告げた。
サッカーでロックスターを止めようと試みた京介は天馬、太陽と共にドリブルをしながらロックスターに立ち向かっていく。
｢なんだ？あれは...｣
京介たちが蹴る見たことの無い球に興味を示すトーブ。不安を抱きながらも、その様子を見守ることにした。
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蒼乃(プロフ) - ビジュさん» ビジュさん!!残念至極、最近見つけて読んでいます！夢主ちゃんの心理描写がぐさぐさと刺さって感情移入がすごいです...。最近まで更新停止してしまっていた者ですが、こうして温かいコメントを頂けて嬉しいです。ありがとうございます！お互い頑張りましょうね！ (2月12日 20時) (
レス) id: 8dc0166a3f (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - ルビーさん» コメントありがとうございます！更新を長く停止してしまっていた中、この作品を見つけて読んでくださり嬉しい限りです。今後も更新は不定期の予定ですが、完結までは時間がかかっても書き切りますのでよろしくお願いします...!! (2月12日 19時) (レス) id: 8dc0166a3f (このIDを非表示/違反報告)
ビジュ(プロフ) - コメント失礼します。蒼乃さんの描かれるフェイくんとの絡みが最高です…！丁寧な描写に引き込まれました！体調に気を付けてご自分のペースで頑張って下さい( ꈍᴗꈍ) (2月12日 19時) (レス) id: 529a911b17 (このIDを非表示/違反報告)
ルビー - こんにちは！続きがすごく楽しみです。更新頑張ってください！ (2月12日 15時) (レス) @page40 id: 0734f30b1c (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃(プロフ) - 雨宮紫織さん» 更新が不定期続きで更新詐欺のようになってしまい申し訳ございません...。いつも温かな応援をありがとうございます。今後もどうぞよろしくお願いします！更新放棄はしておりません！ｶﾞﾝﾊﾞﾘﾏｽ...!! (2月9日 20時) (レス) id: 8dc0166a3f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼乃 | 作成日時：2019年7月17日 21時
