第八話 ページ10
合格発表の時間になり、家を出る
言っていなかったが、私は特進コースで受けているため普通受験とは別板だ
自転車でこれから通学路となる道を颯爽と通って行く
家から烏野までは自転車で約20分ほどの距離にあるため、この爽やかな風があと10分ほど続いていくと思うと、とても気持ちよく思う
「受かってるといいなぁ〜」
のんきなことを呟きつつ、着実に学校へと近づいてくる
宮城県立烏野高校、アニメで見るよりもずっとリアルだった
特進コースのほうの掲示板を見る
私の番号は2908だ。さて、あるか?
「あ、あった」
案外すぐ見つけられたもので、探し始めてから数十秒で見つけることが出来た
今日は運が良いなと思いつつ立ち去ろうとした時_____
「あ、ツッキー!あったよ俺達!」
「あっそう・・・・・・」
深緑色の髪を嬉しそうにふわふわさせ、それを鬱陶しそうに聞くヘッドフォンをつけた金髪
間違いない。月島と山口だ
あくまでもまだ原作には入っていないので、関われない
私は、同種の彼と接触できないことに少しじれったさを覚えながら素早く立ち去った。
そう、その彼がこちらを見つめていたことを知らないで
月島side
僕は、山口と一緒に合格発表を見に来ていた
山口が子供のようにはしゃぎながら僕ともども合格したことを伝えてきたが、僕はそもそも見つけていたため教えてもらわなくても良かったのだ
「あ、ツッキー!あったよ俺達!」
「あっそう・・・・・・」
僕が鬱陶しそうにすると、山口はすぐにゴメンと謝ってきた
別に謝れって言ってるわけじゃないんだ。山口とは長い付き合いだがどうしてもこれだけが理解できない。普通は何も言わずに黙ってればいい話だろうに
ふと、視界の隅に珍しいアゲハチョウのピンをつけている人がうつった
珍しかったため、意識をそちらに向けてみると髪の毛が長い女子のようだ
でも、この女子は普通じゃないと直感で思った
その整った顔を、吸い込まれそうな目を、艶感のあるミッドナイトブルーの髪を、直視できるのは何人といるだろうか?
そう思うくらい、不気味だけど、美しかった
「ツッキー?どうしたの・・・?女子に感心を持つなんて珍しいね」
「・・・・・・そうかもね」
僕はまた彼女に会いたいと思った。なにか、僕と似たものをもっている気がする
山口の声が聞こえる、僕は自然に早足でその場を去っていたようだった
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
スポーツドリンク
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梓乃猫 - 雷鳥メイト(前:46猫メイト)さん» ありがとうございます!はい、是非見させてもらいます♪ (2014年8月24日 12時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鳥メイト(前:46猫メイト) - 梓乃猫さん!!めっちゃ面白いですよ!!ヤバイです!!良ければ私の短編以外の作品も…(。・ω・。)つ【他作品】 (2014年8月24日 7時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
梓乃猫 - 奈々@桃子さん» こちらこそ参加させていただきありがとうございます!そういっていただけると幸いです。 (2014年7月25日 16時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@桃子(プロフ) - 今回は、イベントに参加頂きありがとうございます!!小説凄い面白かったです!!更新頑張ってください!! (2014年7月24日 12時) (レス) id: 5be90bf33f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:梓乃猫 | 作成日時:2014年7月16日 19時