第六話 ページ8
卒業式が完全に終わり、此処を卒業する者は涙で目を腫らして、在校生まで目を腫らしていた
私は人が居ないスペースに来てそれを眺めている真っ最中。桜のつぼみはまだまばらにしか咲いておらず、とても背景が味気ないと思った
「せ、ん･･･ぱい･･････ぜんば〜い"!!」
おっと、これはこれは手に余りそうなじゃじゃ馬がこちらにきたぞ？
どうやら部活の後輩みたいだが、此処まで泣きはらされるとこっちは別の意味で泣きたくなるのでやめてもらいたい
「も〜ほらほら。泣かないの。今度は貴方達2年が引っ張らなきゃいけないんだから！」
「だって、先輩はいっつも、私達を可愛がってくれたんですもん！そんな先輩がいなくなるなんて、わだじ、わだじ〜!!」
私が言葉をかけると、泣き止むどころかもっとおお泣きし始めてしまった。
こういう場合は、なにもしないに限る
《当校に残った卒業生は、早めに帰宅してください》
「てことで、じゃあね！烏野に来ればいつでも会えるから！」
「ぐすん･･････はい!!」
此処でちょうどタイミングよく、帰宅するよう指示が放送から流れる
そして私は、まだ泣いている後輩に向けて言葉をかけると、即立ち去ったのだった
家に帰宅し、荷物を置く。
後輩には烏野に来ればいつでも会えるからなどといってしまったが、実際まだ受かったわけじゃない。試験はもう終わっているが、発表は1週間後なのだ
「早く公開してくれ･･････」
私の成績だと、確実に受かる高校だが油断は禁物だ
私は、烏野一本受験なためここが落ちてしまうと留年になるためそうとう手に汗握ってる状態なのだ。
そもそも一本にしなきゃいい話だが、一本のほうが受かりやすいというので私は迷わず一本を選択した。
烏野にそこまで執着する理由はただ1つ、バレー部に入部するためだ
やはりトリップしたからには、原作を楽しまねば損だと思う。だから、物語の舞台である烏野にこだわった
これから広がっていく青春の物語。私は少し場違いだが、傍観者だったら別にどうってことないだろうと思い、少しの間だけ眠りにおちた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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梓乃猫 - 雷鳥メイト（前：46猫メイト）さん» ありがとうございます！はい、是非見させてもらいます♪ (2014年8月24日 12時) (
レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鳥メイト（前：46猫メイト） - 梓乃猫さん!!めっちゃ面白いですよ!!ヤバイです!!良ければ私の短編以外の作品も…(。・ω・。)つ【他作品】 (2014年8月24日 7時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
梓乃猫 - 奈々@桃子さん» こちらこそ参加させていただきありがとうございます！そういっていただけると幸いです。 (2014年7月25日 16時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@桃子(プロフ) - 今回は、イベントに参加頂きありがとうございます！！小説凄い面白かったです！！更新頑張ってください！！ (2014年7月24日 12時) (レス) id: 5be90bf33f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓乃猫 | 作成日時：2014年7月16日 19時
