第三十八話 ページ40
清水さんのところに戻った後、いろいろ説明をうけた
なぜ説明を受けなくちゃいけないんだと思わないこともなかったが、そこはいろいろ無視をさせて頂くことにする
「･･････でね、これは日誌なんだけど･･･一応毎日つけてるの。っていっても、気付いたことを書き込むだけだけどね」
「へぇ･･････気付いたこと、といえば･･･リベロいなくないですか？」
今は日誌の紹介をされているのだが、私はあくまで今回の件も保留にしてあるし、ましてや入部もまだしていない
これは私に、入ってくれとでも言っているのだろうか？さっきの澤村さんの発言も気になる･･･
でもそんなことより、真っ先に気になることがあった
それはリベロの存在だ。普通、公式戦や練習試合でもリベロは居なくてはいけないはずだ
なのに、どうもリベロらしき人が居ない
「ああ、今、リベロの人は部停になってるの。だからいないの」
「なるほど･･･なんかやらかしたんですね」
「まあね･･････」
少し苦い表情を浮べる清水さん。多分大事な戦力だったのだろう
いけない、いけない。そんなことより、私は答えを決めなくちゃならない
今日は上がる時間が早いから、5時に上がるそう
そして現在時刻は4時。あと1時間しかないわけだ
ああ、答えがぐちゃぐちゃだ。どっちかって言えば、今回青城戦にマネ(仮)として行くのはNOに近いYESなのだ。なんたってあそこは、北川の奴らのほとんどが進む。絶対に女バレとか、そのたもろもろバレー関係者と鉢合わせしそうだ
でも、コレを我慢しないことには多分マネになんてなれないだろう
あああ、もう嫌になる。非現実を受け入れたはずなのに、いろいろ葛藤が生まれてるんですけど
「･･･Aちゃん？」
「え？あ、すいません〜ちょっと考え事していまして〜」
「･･････そう？」
あ、ヤバイ。めちゃくちゃ不思議がられてる
どうしようかなぁ･･････
「あの、先輩･･･」
「なに？」
「私･･････やりますよ。青城戦の後はまだ保留にさせて頂きますけど」
私は、条件付にした
青城戦後は保留させてもらうことで手をうった
「･･･っ！･･････嬉しい。ありがとう」
「は、はい」
凄く嬉しそうに薄く微笑む清水さん。それを見て、なんだか今まで悩んでたのが一瞬にしてバカらしくなったのはここだけの話にして頂きたい
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梓乃猫 - 雷鳥メイト（前：46猫メイト）さん» ありがとうございます！はい、是非見させてもらいます♪ (2014年8月24日 12時) (
レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鳥メイト（前：46猫メイト） - 梓乃猫さん!!めっちゃ面白いですよ!!ヤバイです!!良ければ私の短編以外の作品も…(。・ω・。)つ【他作品】 (2014年8月24日 7時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
梓乃猫 - 奈々@桃子さん» こちらこそ参加させていただきありがとうございます！そういっていただけると幸いです。 (2014年7月25日 16時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@桃子(プロフ) - 今回は、イベントに参加頂きありがとうございます！！小説凄い面白かったです！！更新頑張ってください！！ (2014年7月24日 12時) (レス) id: 5be90bf33f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓乃猫 | 作成日時：2014年7月16日 19時
