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第二十一話 ページ23

菅原さんは何事もなかったかのように練習に戻っていく
ひたすらにトスを上げて、上げて、上げて

どうやらここは、今現在はセッターが1人しかいない
だから菅原さんの斜め後ろらへんには列が綺麗に出来ていた


「ふっ!!・・・田中ナイスキー!」


「どんどんいくべ〜!!」


1人1人に声を掛けながらスパイク練習を進めていく菅原さん
私は読心術など習得はしていないのだが、菅原さんはバレー関連のことで何かを悩んでいると思う
でも多分、周りは気付きはしていない。気付いていたとしても澤村さんだけだろう

一言言っておくが、原作を知れるからといって全てを読んだわけじゃない
必要な部分、土曜の1年対決までしか内容は確認していない状態だ
それを踏まえて話すが、きっと菅原さんは影山のことで悩んでいるのだと思う

自分は最後で、試合には出たい。その反面、影山が自分のポジションと変わるかも知れないという状況に気持ちが重圧から逃げたいと叫んでいる
勝手な推測なのだが、どうも私はそうとしか思えない
だが、もしそうだったとしてそれは救いようがない。こればかりは自分の気持ちをより早く整理するほかないだろう


「・・・錫原さん」

「あ、はい。どうかしましたか?」


正直言って、真剣に見ていたので声を掛けられてイラッときた
だけどまあ、理不尽なイライラだと分かっているのでイライラはすぐに収まった

・・・が、次の言葉は私の予想から遥かに離脱する言葉だった



「よかったらなんだけど、土曜日にここに来てほしいの」


「・・・・・・え?」

「土曜日に、ここに来てほしいの」


いやいや、2回言わなくても分かりますけど?
分かりますけども、なんで??

いやいや、まず先に行くか行かないかだ
う〜〜ん、行く。行かないわけがないのだから


「分かりました。じゃあ土曜日に、ここに来ます」

「ありがとう・・・・・じゃあ、あと1時間くらいで終わるから制服とかもってこようか」

「そうですね」


まあ、普通に承諾したのだが・・・
潔子さんがすっごく嬉しそう!

ちょっぴり癒された私だった

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梓乃猫 - 雷鳥メイト(前:46猫メイト)さん» ありがとうございます!はい、是非見させてもらいます♪ (2014年8月24日 12時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鳥メイト(前:46猫メイト) - 梓乃猫さん!!めっちゃ面白いですよ!!ヤバイです!!良ければ私の短編以外の作品も…(。・ω・。)つ【他作品】 (2014年8月24日 7時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
梓乃猫 - 奈々@桃子さん» こちらこそ参加させていただきありがとうございます!そういっていただけると幸いです。 (2014年7月25日 16時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@桃子(プロフ) - 今回は、イベントに参加頂きありがとうございます!!小説凄い面白かったです!!更新頑張ってください!! (2014年7月24日 12時) (レス) id: 5be90bf33f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:梓乃猫 | 作成日時:2014年7月16日 19時

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