第三十五話 ページ37
放課後、ジャージに着替えて体育館のほうへ歩く
重い足を引きずりながらやっとの思いで体育館へ着くと、中から騒がしい声が聞こえる
あけるかあけないか
この時間帯だと、来てない可能性が高い
いくら顔見知りがいるとはいえ、クラスメイトのあの2人や、ましてや変人コンビもいる
入りにくいったらありゃしない状態だ
「･･････なにやってるの」
「あ、錫原さん。どうかしたの？バレー部に何か用？」
「･･･うるさい山口」
「ごめんツッキー」
さ い あ く だ
どうやら2人だけ、遅めに来たようだ
まあ会いたくない奴とあったからには、腹をくくる
「アハハ、なんでもないですよ？清水先輩に呼ばれているだけですから〜」
「あっそう。だったらさっさと中に入りなよ」
おもわず乾いた笑みを浮べてしまうわたし
そんな私をおもいっきり興味なしとでも言うかのように答える月島
ああ、思いっきりバカバカしくなってきた
力任せに扉を開ける
少し大きめの音を立てて開いた扉のほうに注目する部員達
その中には菅原さん、田中さんもいた
注目されてることをガン無視して体育館内に入る。
月島たちも後へ続くように入ってきた
「あ、錫原さん。土曜は体調不良で帰っちゃったみたいだったけど、大丈夫？」
「大丈夫ですよ。ちょっと寝たら良くなりましたから」
「そっか、ならよかった。そうだ、清水来るのはまだだから、ちょっと練習風景でもみてて！」
「あ、はい」
軽く挨拶程度の会話を交わして、菅原さんは離れていく
月島たちは、バレー部の面々と面識があったことに少なからず驚いたようだが、何も無かったかのように練習に参加していった
私もあまり入り口付近にとどまる気は無いので、入り口から少し離れた場所に寄りかかる
それぞれの練習風景を集中して見始めようとしたとき･･････――
「すいません!!遅れました･･････」
「遅せーよ影山!!お前居ないと俺が練習できねーじゃねーか！」
「あっれー？王様、今日遅いね〜明日の試合でるのに、そんなんでいいの〜？」
「うっせーよ日向ボゲェ!!俺だって遅れたくて遅れたわけじゃねぇんだよ!!」
すごい音を立てて入ってきた黒髪の人物に、1年の2人が食って掛かる
その長身と黒髪は、1人しか居ない
「影山･･････？」
「･･･っ！」
互いに目を見開き、言葉を失った
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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梓乃猫 - 雷鳥メイト（前：46猫メイト）さん» ありがとうございます！はい、是非見させてもらいます♪ (2014年8月24日 12時) (
レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
雷鳥メイト（前：46猫メイト） - 梓乃猫さん!!めっちゃ面白いですよ!!ヤバイです!!良ければ私の短編以外の作品も…(。・ω・。)つ【他作品】 (2014年8月24日 7時) (レス) id: 83ed2febe6 (このIDを非表示/違反報告)
梓乃猫 - 奈々@桃子さん» こちらこそ参加させていただきありがとうございます！そういっていただけると幸いです。 (2014年7月25日 16時) (レス) id: cc608ed0b8 (このIDを非表示/違反報告)
奈々@桃子(プロフ) - 今回は、イベントに参加頂きありがとうございます！！小説凄い面白かったです！！更新頑張ってください！！ (2014年7月24日 12時) (レス) id: 5be90bf33f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：梓乃猫 | 作成日時：2014年7月16日 19時
