Prologue ページ1
__あと、ちょっとだったのに。
小さい頃から努力して、ずっと一番だったのに……。
それなのに、入学したばっかの1年に負けるとか、超ダサい!
しかもこんなちっちゃいお子様に!
俺が負けるはずないじゃん、ほんっとムカつく!
「あーあ、負けちゃった」
そんな悔しさを隠すように笑みを作る。
まだ俺も寮長になったばっかだったのにさあ……ほんとついてない。
俺用に仕立てたマントと王冠だけど……絶対でかいじゃん。
まあ、いずれまた俺が寮長になるし?
このまま渡しちゃおっと。
マントと王冠を少年に掛け、右手を差し出す。
「君、名前は?」
「……リドル·ローズハートです」
負けたのに笑顔の俺を見て戸惑っているんだろう。
……いや、そりゃね!?
めっちゃ悔しいわぽっと出の若造に俺の席奪われるとか!
けど、大人げないじゃん?
だから我慢して!
笑ってやったの!
つーか、リドル·ローズハート、だっけ?
ローズハート、ねえ……。
ああもう、大っ嫌い!
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理紗@プロフ一部更新(プロフ) - 初めまして、コメント失礼します。私の他の作品で再配布禁止の画像を使って配布してしまいました。なので私のCSSは使わない方がよろしいかと思います。全部が違反していたわけでもないですが保証も出来ないのでよろしくお願いします (2021年3月4日 0時) (レス) id: c9fefc2be8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宵闇 | 作者ホームページ:
作成日時:2021年2月9日 18時