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四話 ページ5

水柱side

任務を終えた帰り、急に雨が降ってきた。


急いで山を降り、麓の村で雨宿り出来そうな場所を探しに向かう。



滝のように降る雨。

普段ならその音が鬱陶しい程に煩いのだ。




だが、この日は違った。



風もなく、やけに静かな雨音が不気味に感じられた。




特に耳が良い

そんなことは無いが、カラコロと下駄で歩く音が聞こえてきた。



いくら雨の夜とはいえ、村から少し外れた場所を人が歩いていてもおかしくは無い。


だがしかし、今日は違った。

やたらとその足音が気になるのだ。




音の出処を探るため俺は歩いた。









.









.




『家を出た時から(アンタ)の匂いがしてたんだよ。


元々、あの家の人間を喰らうつもりだったんだろう??』


見ただけでは、男かはたまた女かも区別がつかない人が鬼へとにじり寄っていた。


低すぎるその声は俺の鼓膜だけではなく身体をも震わせた。


鋭い右目が鬼をぎらりと睨みつける。



殺気がびりびりと皮膚を刺す。




男は不意に、紅い傘を地面に置いた。




『すぐ近くに鬼殺隊が来てる。

彼らに(アンタ)を引き渡すことも考えたが、やっぱりやめたよ。



コイツが腹を空かしてるからね。』


鞘から出された刃はソレ自体が殺気を帯びていた。

日輪刀とはまた違う異様な雰囲気に俺は目を離すことが出来なくなった。


ここで二つ疑問が浮かんだ。




.






.







.






どうして鬼殺隊(俺ら)のことを知っている?



何故、鬼を前にして怯まない?

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海馬 香鷹(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!亀更新ですが、私なりに頑張りますのでよろしくお願いします……っ! (2019年9月23日 22時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白かったです!!続き待ってます! (2019年9月21日 19時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - 天神人狼さん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします……! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございますっ! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
天神人狼 - あー………好きです(突然の告白)待ってます! (2019年9月17日 21時) (レス) id: fb4ece15fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海馬 香鷹 | 作成日時:2019年9月16日 17時

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