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二十六話 ページ27

『雨音?
そんな所で何をしてんだい??


早く寝ないのかい?』


雨音「あ、先生

見てください…月出てますよ」


『毎晩出てるだろう』


えへ、そうだっけ?

てへっと片目を閉じてお茶目姿態(ポーズ)をとる雨音。


弟子の馬鹿さ加減に肩を落とす洗足。



雨音「ま、綺麗だからいいじゃないですか」


と、振り向くとそこに大好きな先生(洗足)の姿は既になかった。


雨音(…怒っちゃったかな)

再び丸い月へと視線を戻す。



不意に肩に羽織を掛けられた。



『こんな寒い所で夜更かししたら風邪をひくよ。


気休めかも知れないがお茶を淹れてきたから
ほら、和菓子と一緒に』
雨音「わっ!これ僕の好きなやつです!!」
『遮るんじゃないよ』


隣に先生が腰を下ろす。

何とも幸せな時間だ。


そんなことをぼんやりと考えながら雨音は、洗足の横顔を見ていた。


雨音(あぁ……本当、綺麗な人だなぁ…)



『?どうした??

(アタシ)の顔に何か付いてたかい??』


雨音「はい!鼻が!!」
『それは当たり前さね』



うふふっ…と雨音が笑うとそれにつられて洗足も
くすりと笑った。


雨音「僕、先生に拾われて幸せです。


こうやってここまで育ててもらって、更に弟子にまでして貰って。」


『急にどうしたんだい??』




雨音「いえ、何となく……そう思っただけです。


僕、先生に貰ったこの名前大好きなんです」




ーーーーー

(おや、なんだか回想シーンに入りそうだねぇ…)

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海馬 香鷹(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!亀更新ですが、私なりに頑張りますのでよろしくお願いします……っ! (2019年9月23日 22時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白かったです!!続き待ってます! (2019年9月21日 19時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - 天神人狼さん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします……! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございますっ! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
天神人狼 - あー………好きです(突然の告白)待ってます! (2019年9月17日 21時) (レス) id: fb4ece15fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海馬 香鷹 | 作成日時:2019年9月16日 17時

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