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二十四話 ページ25

妖奇庵(ウチ)を出るなら日があるときがいいね。』


と、言われたので
炭治郎と禰豆子は夜明けとともに出発することにした。



炭治「お世話になりました」

『大した世話はしてないよ』


まだ辺りは少し薄暗いが、あと僅かで完全に陽は昇りきりそうだ。


ぐずぐずしてはいられない。




『禰豆子は日に当たるといけないからね。

ほら、昨晩傘を作ったんだよ。
日除けにはなるさね。』


そう言って、洗足が手渡したのは薄桃色の上に紅く梅の花があしらわれている傘だった。

禰豆子に良く似合う色合いだ。



『しばらく歩くと、岩壁に小さい穴がある。

そこなら常に日陰になるから、日が強くなったらそこで日が暮れるのを待つといいさ。



あと、その間に禰豆子が入れるような籠を作ってやれば昼間も動けるようになる。

頑張りなさい』


まだ寝惚け眼の禰豆子の頭を撫でながら洗足はそう話す。



『コレも、持っていきなさい。』



炭治「え、あっ…はい」


炭治郎が受け取ったのは、変わった匂いのする袋だった。



(アタシ)の匂いを消すためのまじないをかけてるさね。

それを腰にかけるといい』



炭治「因みに…この匂いは?」



『桜餅』



和菓子大好き洗足ならではの香りであった。

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海馬 香鷹(プロフ) - 刹那さん» ありがとうございます!亀更新ですが、私なりに頑張りますのでよろしくお願いします……っ! (2019年9月23日 22時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 面白かったです!!続き待ってます! (2019年9月21日 19時) (レス) id: 48a49b3a4b (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - 天神人狼さん» ありがとうございます!これからもどうぞよろしくお願いします……! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
海馬 香鷹(プロフ) - ゆんさん» ありがとうございますっ! (2019年9月17日 23時) (レス) id: 9428df9cf7 (このIDを非表示/違反報告)
天神人狼 - あー………好きです(突然の告白)待ってます! (2019年9月17日 21時) (レス) id: fb4ece15fc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:海馬 香鷹 | 作成日時:2019年9月16日 17時

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