マフィアに買われた【旧双黒】

漆 ｰ太宰sideｰ ページ8

今日、森さんから伝えられたけどAちゃんとあの蛞蝓と共に行う任務が有るらしい

Aちゃんは良いとして…中也は問題があるねぇ

だから朝から気乗りしなかったんだよねぇ…



心のかなで愚痴を零しながらもマフィアビルの廊下を歩く足は止まらない

多分、Aちゃんが私の元に来る。それが私の考えた結論だからだ




すると、なにやら見掛けたことのある背格好の少女を見つけた

ビンゴ＿＿＿＿、



「やァ、Aちゃん。どうしたんだい？」



凡てを分かり尚尋ねる私は大分意地悪である

まァ、この質問にも気乗りしないのだが…




『あの、少し任務でお尋ねしたいことがありまして…中原中也とは誰なんでしょうか？』



ふふふ 、あの蛞蝓私と一緒に居て其の時一緒に買ったのにな

そんなことを言いたいのだが其れはなんだか味気ないので、実物をみてもらうとするか



「分かったよ、こっちにおいで」



私はそこでAちゃんの手を取り、廊下を歩んだ







･







私はそこで中也の居る部屋の御前にまで行き、足を止めた

少し悪戯っぽい顔を浮かべてカウントダウンを始めた


3・2・1


手で数を数えて零になると同時に部屋の扉を開ける

まだAちゃんは抵抗がある様で少し引きつった顔をしている

気にぜず元気な声で言った



「はァい！中也〜！お客様だよ〜」




その時に中也が居るであろう方向をみると… 上半身裸の中也がいた

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