魔法が溶ける前に2【佐野玲於】 (ページ8)

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遊んで遊んで歩き疲れたところで夕食。

パーク内にあるレストランの予約までしてくれていたみたい。

なにこれ、デートっぽい(笑)

デザートまで食べ終わったところで、そろそろプレゼントを渡そう。

緊張するけど、雰囲気に任せて。

｢レオ、これ、クリスマスプレゼント。いつもは言え

ないけど、レオには本当に感謝してる。レオのお陰

で私、少しずつだけど変われてるから。、、、いつ

もありがとう｣

照れ臭さで顔を上げられないから、

ちらりと目だけを向けてレオを見ると、

驚いた顔でプレゼントの紙袋を見つめてる。

｢俺の好きな店、どうして分かったの、？｣

｢服買ってくる度に紙袋散らばってるから。(笑)｣

｢ありがと、すっげえ嬉しい。俺、プレゼント探して

みたんだけど、女の子に何あげればいいかわからな

くて結局変えてないんだよね、｣

｢今日ここに連れてきてくれたのがプレゼントだよ｣

｢そんなんでいーの、？｣

｢そんなんがいーの。｣