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人がいない時に自分の話がされてるとなんか嫌な感じだと思わないか? ページ23

「ここに置けばいいですか?」

「あぁ......」


俺は、ナオミちゃんを寝かせるとフゥと息を吐いた。

急所には当たってないし......余程この人の腕が悪くなければ大丈夫なはずだ...。


「......」

「何か??」


先程から視線を感じるのだが、俺は何かやらかしてしまったのだろうか??

首を傾げると、彼女は組んでいた手を外した。


「いや、アンタ.......此処までナオミをお姫様抱っこして来たのかい?」

「?そうですけど」



更に首を傾げる俺に、彼女から一言。


「その割には汗は全くかいていないし、息遣いも平常じゃないか?」

太宰は多少汗が出ていたのにねぇと、首を傾げる彼女にリムルは自分がしくじった事に気付く。









「ははは......自分、体力は自信あるんで...」


そうかい.......?と言うその姿は何処か妖艶で素敵だが、目が完全に研究者の目をしている......。




「じゃあ、これで....」

俺は怪しまれない程度に素早く部屋を出て、扉を閉めた。


「はぁ.....」



あの人...物凄く怖かったんだが....

この恐怖はあれだ......シオンと同類の怖さだ...。




矢張り俺の勘が当たっていた。
女って怖い.......怖いわッ!!




はははは......って....




「........ん?」






.......気のせいだろうか?太宰が眼鏡の男に首を絞められているように見えるのは?


俺は目をぎゅっと瞑って、そっと目を開けた。
頰を抓るのは痛いのでやめとく....。


それでも目の前の景色は変わらない。


「あ、夢じゃねーわこれ」


__________________________


そして、今にあたる。

俺は、ナオミちゃんが大丈夫か不安だった。




いや、大丈夫だと思うよ!?でもさ、万が一って奴があるじゃん!??


ほら、だって......雰囲気がシオンに似てるじゃん?
なんか、凶暴そう.....

「大丈夫だよ、与謝野さんの腕は確かだ。」



「そうか_____ッてお前いつの間に...」


ヤバい、完璧に油断してた......
平和ボケしすぎただろうか?

危機察知力なさすぎだろ俺!!



咄嗟に体の構造を人間と同じにする。

何故だか分からないが....こいつに俺が人間じゃない事をバレたらいけないと感じた。



「何か??」

「ふふふ......実は君にいくつか聞きたい事があるんだけど...いいかな?」


ヤベェ.......此奴ヤベェよ...


ディアブロと同じ匂いするよ.....ガチでヤバイって...





俺は頷きながらも冷汗を流した。





俺の危機察知力......働けよッ!!

ちなみに、俺は嫌だな。悪口言われてるかも知れないから→←俺のいない間に俺の話がされてる(´・ω・`)



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ご飯食べたい← - ほんっとに面白いです!転スラも銀魂も文ストも大好きです!更新頑張って下さい! (2018年8月10日 6時) (レス) id: eadfd5d0d5 (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 面白いです!更新頑張って下さい! (2018年8月9日 22時) (レス) id: 49c4b109a8 (このIDを非表示/違反報告)
ミント(プロフ) - 面白い……(語彙力喪失)続き頑張ってください! (2018年7月31日 19時) (レス) id: 957ebcb77d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:リン酸デス | 作成日時:2018年7月28日 13時

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