【金カム】坊主頭に興味が湧いて (ページ35)

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34話　兵より団子ページ35

アシ「シライシも体の関節がぐにゃぐにゃなのは、ヒグマのチ○ポがシライシになったからかもな！」

貴『ブフ…ッなるほど…！』

白石「やだぁアシㇼパさん！ミツキちゃんも笑いすぎ〜！」

アシㇼパが眩しい笑顔でそう言い、ミツキも思わず納得して吹き出してしまった。

…

その後、夕張の街にて。

貴『お、団子売ってる！私買ってきます！』

白石「ちょ、ミツキちゃん？！一人で行動するのは…っ！て、行っちゃったよあの子…」

杉元「…おい、あの兵士…鶴見中尉のとこで見なかったか？」

白石「見たような見なかったような…」

杉元「…あとをつけてみるか」

…

それからなんやかんやあり、杉元と白石が町中で江渡貝を探している最中、団子を買って食べていたミツキと合流した。

貴『どうしたんですか？』

白石「呑気に団子食ってる場合かー！」

杉元「来い峰山！」

貴『…了解！』

そうして三人は炭鉱付近まで来たところで、白熊を着た男がトロッコで通りすがっていくのを発見した。

白石「いたー！！」

杉元「俺達も乗るぞ！」

三人はそのまま近くにあったトロッコに飛び乗り、急いであとを追う。

白石「奴らを逃したらマズイぞ…！偽物の刺青人皮がばら撒かれたら大変なことになる！」

貴『！！前から石炭がっ』

そう忠告するも間に合わず、白石の顔面に直撃してしまった。

白石「刺青人皮をよこせー！」

なんとか相手のトロッコに追いついたところで、白石が白熊に飛びかかるも、敵の攻撃であえなく失敗した。

杉元「やばいぞ！白石！」

貴『トロッコが離れてってる…！！』

白石「お股が裂ける〜〜！！」

貴『白石！！』

二股に分かれた道が見え、ミツキは咄嗟に白石を両腕でつかまえてトロッコ内になんとか引き摺り込んだ。

白石「あっぶねぇ〜…」

貴『あれ、なんか臭う…？』

その瞬間ガス突出により爆発が起き、杉元達は吹き飛びトロッコから投げ出されてしまった。

白石「…っ何か爆発したのか…？」

貴『う…痛…っ』

杉元「とにかく逃げるぞ！白石、峰山！」

杉元がそう言うや否や、凄まじい突風のようなものが起きた。所謂"戻し"だ。

杉元「なんだ…この風は…？」

貴『早く逃げないと…！』

…

しかし二度目の爆発は彼らを待ってはくれなかった。
先ほどよりも大きい爆発に今度こそ駄目かと諦めかける中、ミツキは誰かの叫ぶ声で意識を取り戻した。

「白……ッ！！峰……山…ッ！！」

貴『…っ！ぅ…おぇ…っ』