頭お花畑野郎。 ページ9
リリアside
『おーおーおーおー、良く喚く豚ちゃんだこって。
もう嫌だはこっちのセリフ何だよなぁ。
こっちの気も知りもしないで。
───もうさ、いい加減にしてくんない？頭脇子ちゃんかお前』
リ｢ブｯｯｯ｣
不覚ながら吹き出す。
煽り言葉がキレッキレなるのどうにかして欲しい。
しかし、そんな儂とは裏腹にキョウカに対する敵意の視線がどんどん増えていく。
ユ｢ッ、うぇ……｣
デ｢おいお前、ユウになんて事言うんだ！！！｣
エ｢やっぱ最低だなあんた｣
ユ｢エ、エースデュースいいの！これは私がやらなくちゃいけないから……｣
エ・デ｢｢ユウ…｣｣
……何だろう、オーバーブロットが無かったら今すぐ自室に引き籠もりたい気分である。
イデアでは無いがな。
ぐすぐすと鼻を鳴らす監督生だが、一度涙を吹いた後バッと顔を上げ｢私はもう泣かない！｣と言わんばかりに一見真剣に見えるような表情になる。
ユ｢鏡花さん｣
『……何だい？』
このまま素を晒しても墓穴を掘ると悟ったのか、キョウカの口調と表情がいつものクールな物へと戻る。
……折角、素を見せてくれたというのに。
相対する彼女の表情は酷く冷たい。
ユ｢鏡花さん、貴方はとても辛い人生を歩んできたのですね……でも大丈夫ですよ。
貴方には私がいます。
私も虐待されたり、虐められたりしてきたから……貴方の気持ちがよく分かる
それとも……私では駄目ですか？｣
何だかアニメの最終回のように見えるが、今ここは現実だしそもそも役者以前の問題でもある。
しかし、やられっぱなし言われっぱなしの彼女ではでは無かった。
『お断りだね』
ユ｢え？｣
『僕は別に同情が欲しい訳でも無い。
君は"何でも肯定してくれる喋らないお人形"が欲しいのだろう？
なら……君の意に沿わない僕はただの廃棄物だろう、さっさと捨ててしまえ』
……聞いてるこちらが悲しくなるほどの突き放し方だった。
本来、自分が疎む人物ととうとう離れられるかもしれない期待で人は喜ぶだろう。
だが……キョウカにはそれが無かった。
喜びだけが感情とは言わないが……冷水を垂らすような、冷たい言葉だった。
しかし、最早監督生は何事にも動じないのかもしれない。
ユ｢そう言ってしまう程辛い過去があったんですよね？でも大丈夫です、私が……｣
───風切り音が、響いた。
ユ｢───え？｣
次いで、監督生の頬に赤い線が引かれる。
誰かのマジカルペンを操ったのだろうか、ユウの真後ろの壁には殺傷能力が弱いにも関わらずマジカルペンが木製の壁に突き刺さっていたのだ──。
『もういい』
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ルカ(プロフ) - ありがとうございます！えーと、そこのセリフは保健医のカエデさんの物ですね！分かりにくくてすいません……。努力します！ (2021年1月20日 23時) (
レス) id: 29975453d5 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - (三個纏めて返信させていただきます)コメントありがとうございます！監督生に対するヘイトが着々と溜まっていく……。続編もお楽しみに！ (2021年1月20日 23時) (レス) id: 29975453d5 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 続編気になる！！！！あとマジカヨと喋ってるカの人って誰ですかね？理解力なくてすみません！ (2021年1月20日 21時) (レス) id: aa5c7547c4 (このIDを非表示/違反報告)
あなた - 続編下書き中？！？！楽しみすぎて夜しか寝れない() (2021年1月20日 17時) (レス) id: 4a8e7e8068 (このIDを非表示/違反報告)
りあてゃん@ゆりにゃ様 - 太陽一生呪うって決めました() (2021年1月20日 13時) (レス) id: 081598112e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ルカ | 作成日時：2021年1月4日 22時
