お姫様には、※キス表現注意! ページ33
side無し
『ッ……うぅ!!』
モブ1「な、なんだ?!」
モブ2「急に苦しみだしたぞ?!」
聞いてるこっちが狂いそうな呪詛を吐き出した後、彼女は唐突に苦しみだした。
まるで何かに抗うように。
内側から肥大化しているように。
煉「……!」
ふと、煉獄が何かに気付いたように両眼を瞬かせた。
そしておもむろに、頭を抑えて呻き声をあげる偽物の鏡花に静かに歩み寄る。
最初に気付いたのは宇髄だった。
宇「おい、煉獄……!お前一体何する気で」
煉「救いに行くのさ、彼女を」
宇「煉獄……」
それだけだった。
肩を掴んだ宇髄の手を優しく振り払い、緩く微笑んだ彼の眼には──確かな熱量が浮かび上がっていた。
誰もが嫌う人を燃やす火でもなく、暖かい暖炉のような火でも無く────蝋燭のようなチロチロと燃える炎のようだった。
小さい割によく燃え、意外に油断ならない。
そんな根強く遺る炎だった。
煉「鏡花!」
灯火にも似た目でジッと偽物の彼女を見つめる煉獄。
『しは、ん……カハ……ッ』
ジリ、と焼け付くような眼差しだった。
ぞぞぞ、と彼女の背筋に冷たい物が伝う。
パシ、と彼女の手を取る煉獄。
お互いの腕を優雅に伸ばしたその様は、まるでダンスを踊っているかのようだった。
普通なら優雅に思えるだろうその光景。
しかし、偽物の鏡花にとってそれはあくまで疑念を募らせる物でしか無かった。
精神年齢が"年相応"に後退したのと同時に、尋常ではない勢いで警戒心を磨き上げたせいなのかもしれないが。
しかし、そんな彼女の疑念は────全く別の方向から叩き割れはしないものの優しく溶かされた。
『しは…………んぅ?!』
唐突に。
煉獄の薄い唇と、彼女の少しパサついた唇が合わさった。
◇◇◇
やっと恋愛フラグに持ってこれた……(安心した顔)
概要欄の注意書きで、オチはあるが非公開と書いてましたが……その理由が今明かされましたね(ニマニマ)
因みにツイステ(本家)の情報がどうであろうとRSAはあくまで共学の設定にして行きますのでそこら辺はご承知ください。
後最近短くてすいません…。
Byルカ
266人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ルカ(プロフ) - ありがとうございます!えーと、そこのセリフは保健医のカエデさんの物ですね!分かりにくくてすいません……。努力します! (2021年1月20日 23時) (レス) id: 29975453d5 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - (三個纏めて返信させていただきます)コメントありがとうございます!監督生に対するヘイトが着々と溜まっていく……。続編もお楽しみに! (2021年1月20日 23時) (レス) id: 29975453d5 (このIDを非表示/違反報告)
カナリア(プロフ) - 続編気になる!!!!あとマジカヨと喋ってるカの人って誰ですかね?理解力なくてすみません! (2021年1月20日 21時) (レス) id: aa5c7547c4 (このIDを非表示/違反報告)
あなた - 続編下書き中?!?!楽しみすぎて夜しか寝れない() (2021年1月20日 17時) (レス) id: 4a8e7e8068 (このIDを非表示/違反報告)
りあてゃん@ゆりにゃ様 - 太陽一生呪うって決めました() (2021年1月20日 13時) (レス) id: 081598112e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ルカ | 作成日時:2021年1月4日 22時