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チャンくんと歩く帰り道は真っ暗で、駅に着いて乗った電車もガラガラ。
遅くまで残業をさせてしまったことに申し訳ない気持ちが込み上げてくる。
『 ……明日もあるのにほんとごめんねえ……今度何かご馳走させてほしいな…… 』
シートに二人並んで座り、ガタンゴトンと揺られながらそう言う。
「 え！！いいんですか！？ 」
『 あ、うん、……何か食べたい物ある？お肉？ 』
「 うーん、お肉も好きですし……海鮮も好きですし…… 」
思ったより勢いのいい返事に圧倒されたけれど、チャンくんは喜んでくれていそう。
ニコニコしながら食べたいものを考えてくれていてすごくかわいらしい。
『 なーんでもいいよ、遠慮はなしだからね。 』
「 うーん……あ！！僕、ヌナが食べたいものを一緒に食べたいです！……ヌナの好きな食べ物ってなんですか？ 」
『 へ、わたし？
………うーん…………ってそれじゃお礼になんないじゃんか！ 』
「 なりますよ！僕がそうしたいんですもん…… 」
『 うぅ……ずるいな…… 』
チャンくんの完璧後輩っぷりにいつも通り負けてしまい、思わず本音が漏れる。
そうやって眉毛を下げてこっちを見られると私がなにも言えなくなってしまうのを、きっとこの子は知っている。
「 ……僕、ヌナのこともっと知りたいです。好きな食べ物とか、お酒とか、普段どんなお店に行くのかとか…… 」
『 ……私そんな改まって言えるほど大した嗜好してないけどな…… 』
「 そういうことじゃなくて！……ヌナ、スングァン先輩とはよく " バル " 行くって 」
『 うん、そうだけど…… 』
「 ……羨ましいです。 」
そう言ったチャンくんの顔を見るとちょっとだけ口を尖らせていて、彼の伺うような目線と私の目が合うと、
「 ……ヤキモチ妬いちゃいます 」
なんて、こっちを見ながら言う。
『 ……あ、チャンくん、バル行きたいんだ……？ 』
「 え？あ、いや、 」
『 スングァンくんが連れてってくれたとこすっっっごく良かったよ。その日仕入れたお魚でカルパッチョを作ってくれるんだけど、新鮮でほんとに美味しいの。 』
「 へ、あ……そうなんですか？ 」
『 今度行こう？チャンくんはそういうの好き？ 』
「 ははっ、好きです！ 」
『 じゃあ決まりだね！ 』
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まこ(プロフ) - つかっさーさん» ありがとうございます！！今後も楽しみにしてもらえるよう頑張ります(^-^) (2021年11月27日 20時) (
レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
つかっさー(プロフ) - この作品本当に大好きです！細やかながら応援してます^ ^ (2021年11月27日 10時) (レス) id: 17593dbb6b (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - 優さん» すごく嬉しいです！ありがとうございますーー！( ; ; ) (2021年11月26日 22時) (レス) id: 7510ce0228 (このIDを非表示/違反報告)
優(プロフ) - 帰ってきたスニョンに教えるってていで人物紹介するの展開うますぎてすごいです めちゃくちゃ好きですこのお話 (2021年11月15日 14時) (レス) @page25 id: 19dcd445f0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まこ
| 作成日時：2021年10月8日 18時
