稲荷崎高校の腑抜けさん【HQ】【完結】 (ページ35)

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今日から夏休み。

僕は部活に行くための準備を始める。

母「あらA。もう出かけるの？」

起こさないように行こうと思ったけど起こしてしまった。

『うん。

夏休みに入ったし、

毎日走って学校に行こうと思って』

母「走るってあんた、、、

こっから何km離れていると思ってんのよ」

母ちゃんは呆れた顔をしていた。

そういえば僕母ちゃんの顔久しぶりに見た気がする。

『ってか母ちゃん働きすぎじゃない？

昨日も遅くまで働いてたし、

今日も朝早いんでしょ？』

母「なーに心配しないで。

家のことはAやおばあちゃんに任せっぱなしだから、

休む暇はたくさんあるのよ！」

でも前よりクマ酷くなってるよ。

『……やっぱり僕少しでもバイト入れようか？』

母「前も言ったでしょ！

お金のことは心配するなって！

アンタは今はバレーにだけ集中してればいいんだからね」

「さあ行った行った」

僕は母ちゃんに押されて外に出ていた。
朝日が眩しい。

『いってくるね』

「いってらっしゃい！気をつけるのよ」

僕は母ちゃんの声をきき学校へ走った。

着いた時は、

僕一番かな〜って思ってたけど

北さん居てびっくりした。

いつからいるんだあのひと。