第18話 ページ23
｢………｣
その少年は、こちらを見下ろしながら立っている。
鋭い瞳だ。それに、この人もさっきの集会で見たような…？
葵｢…何、この人｣
信助｢…あんまり相手にしちゃダメだよ。行こう｣
信助と葵が、小声でそう言う。
けれど、何かが引っかかる。彼を見てると、何か違和感を感じるんだ。
天馬｢あの、ほんとにごめんね…？｣
｢…お前、さっきの集会に来てたな｣
俺の話を無視するかのように言葉をかぶせる。
天馬｢え…？う、うん｣
｢どうだ。ポケモンを捨てる気にはなったか？｣
………は？
天馬｢…それ、どういう意味？｣
｢そのまんまの意味だ。ポケモンバトルのような愚かな行為をやめて、お前のポケモンを自由にしてやれということだ｣
何を言ってるのか分からない。
彼はおそらくフィフス団のメンバーだろう。それは間違いない。
けど、だからと言って。
天馬｢どうして、そんなことを言うんだ？君だって、ポケモンが好きだからトレーナーになったんじゃないの？その中で、傷ついたポケモンに出会ったりすることもあるだろうけど。だからといって、考え方を押し付けるのは違うと思う｣
俺がそう言うと、彼はため息をついた。まるで俺がおかしいかのような反応だ。
｢なるほど。思想の押しつけ。そう感じるのか｣
天馬｢俺はそう思う。だから俺はポケモンを捨てたりしない。それこそ、ポケモンを傷つけることになっちゃうから｣
真っ直ぐと前を見据えてそう答える。
すると、彼は不気味なまでの笑顔を浮かべて。
｢そうか。なら、俺が教えてやるよ。ポケモンバトルの残酷さってやつをな。…俺と、勝負しようぜ？それならはっきり分かるだろ｣
俺を挑発してきたのだ。
本来、ここで相手をしてはいけない。フィフス団は、強大な組織だと円堂さんから聞いたばかりじゃないか。
だけど。彼の話も、さっきのあの人の話も。
ポケモンを心から愛している人達のことを、まるで無視しているかのようで。
無性に腹が立ったのだ。
天馬｢…良いよ。勝負、しよう｣
剣城｢ふん…決まりだな。俺はフィフス団シード、剣城京介。お前のような雑魚トレーナー、すぐに潰してやるよ｣
そして俺は、ある意味ジムリーダーよりやばい相手に、勝負を挑む羽目になったのだ。
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まかろん(プロフ) - 雪華さん» 高評価ありがとうございます！東方は分からないですがイナイレはやっぱおもしろいですね (2021年3月17日 4時) (
レス) id: 61c9c6f856 (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 星猫さん» せっかくのお誘いですが作品を知らないのと、自分社会人なので更新が遅くてご迷惑をおかけしてしまうかもなので辞退します…すみません (2021年3月17日 4時) (レス) id: 61c9c6f856 (このIDを非表示/違反報告)
雪華 - 高評価しました!東方とイナズマイレブンは知ってます？私は東方の霊夢・チルノ・大妖精・魔理紗は大好きです! (2021年3月16日 23時) (レス) id: 1286db9797 (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 一緒に合作しませんか？トランスフォーマープライムは知ってます？ (2021年3月16日 23時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
まかろん(プロフ) - 星猫さん» 銀魂や鬼滅、リゼロ、このすばやラブライブですが、一番好きなのはイナイレです(＾ω＾) (2021年3月16日 23時) (レス) id: 61c9c6f856 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まかろん | 作成日時：2020年9月3日 20時
