曉8。 ページ10
うらたside
やっぱり....
こいつは女だった
どうしても腑に落ちなかったことがわかってすっきりする
でも、どうするか ...
女だとわかった以上処置することができない
家の女性に頼むか....
うらた「あの!すいません!」
...........
うらた「あ、れ.....」
天月「うらたさん、家の人ならさっき出ていきましたよ?」
うらた「マジかよ」
家空けるか?普通
そらる「俺たちでやるしかないみたいだな...」
うらた「でも、こいつ女だぞ?男の俺たちじゃ」
しょうがないだろ、そらるは言って
もう一度消毒液をてにした
傷に布に染み込ませた消毒液をつけ汚れをとる
時折、唸る彼女をみながら俺は痛そうだな....そう思っていた
なんとか傷の手当てをして包帯にとりかかる
体を支えながらなので少しきついがこれもほどなくして終わった
上の着物がダメになったのでそのまま布団に寝かせたが
顔の赤みが戻らないことを隠すのに俺は必死だった
一時間以上たった
唸り声をあげながらもそっと閉じていた目を覚ました彼女
まだ、意識がはっきりしてないのかボーっとしている
その瞳は髪の毛と同じように珍しい金色の目をしていた
天月「あの、大丈夫ですか?」
天月が訪ねる
それからだんだんと意識がはっきりしてきたのか瞬きを数回して
「....殺せ」
と、口走った
36人がお気に入り
「歌い手」関連の作品
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:曇莵鍍 | 作成日時:2015年8月2日 11時