意地悪でドSな先輩。

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その夜もAは、起きなかった。

でも、夢の中でうなされてた。

あ「うっ、、、たすけて、、、」

そういうたびに、俺は手を握った。

一本の電話。

藤「もしもし？」

千奈津「あのー、Aちゃんの携帯じゃ、、、」

藤「Aは、意識がないです。また、かけなおします。」

千奈津「えっ？ちょっ、、、」

最後の言葉を聴かず電話をきった。

藤「思い出すな。あの事・・・。」

〜過去〜

藤「眞紀？」

眞紀「なぁに？太輔？」

藤「好きだよ？」

眞紀「私もだ、、、ょ。はぁはぁ。うっ、、」

藤「眞紀？しっかりして！」

その後、眞紀は死んだ。

ガンだったらしい。

隠してたんだ。死ぬ前・・・。


眞紀「ねぇ、太輔！もうすぐ、退院できるらしいよ！」

藤「そうなの？やったね☆」

眞紀「うんっ！」

ベッドに横たわる眞紀。

きつかったんだろうね。この時も、、、

眞紀「ねぇ、太輔？私、幸せだよっ？」

藤「どうしたの？」

眞紀「言いたくなったの！ねぇ、太輔・・・。」

藤「んっ？」

眞紀「結婚しようね。」

藤「早すぎじゃん！」

眞紀「そう、、、ね。」

死ぬ前に放った言葉は・・・。

「太輔。嘘ついてごめん。大好き。」


そのことを病院にきたら思い出してしまう。

辛い・・・。

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