半分ヒロインのいち〜y"

空のオレンジ ページ4

駐車場で苦労した甲斐あって、



夕日はサイコーに綺麗！



2人で手すりに腰掛けてボーーと眺めてた。






『ねぇ』





横「ん？」





『なんで連れてきてくれたの？』





横「ずっと来ようと思ってたから」





『そう、』





期待通りの答えじゃないのかな




遠くの方をまた見始める、




横「なに？」




『食べ物目的かと思ったけど、



一緒に見るためだったんだと思って、/』






横「食べ物あった方がよかった？笑」






『たまには…




ない方がいいかもね、笑/』







横「ふふっ笑



くいしんぼうっ笑」






『わったーもでしょ？笑』






横「そうだったね、笑」







『わったー〜ー』






横「なになに〜？」






『ピクニックの時みたいに



寄っ掛かっていい？？



なんか、



眠くなっちゃったんだよね、笑』







横「さっき駐車場で奮闘したもんね、笑




いいよっ寝たら起こすし、」








『ありがたき幸せ〜笑』






横「はいっおいで？笑」






それからずっと夕日を沈むのを見ていた




幸せな時間って



おいしいものを食べる時以外にもあったんだ。





案の定、彼女は寝てしまっていた。





やがて日は海に沈んで




オレンジだった空が、



紫になって、そろそろ黒くなりそう。





周りには人がいなくなっていた、




一瞬だけど肩に手を回して




一瞬だけどほっぺをつねって見た




ウトウトと目を開ける様なので、




急いで引っ込めた




イタズラをしてる気分でちょっと楽しかった。




『暗いっ



あっ沈んじゃったのか、』






横「うんっ



どう？よく寝れた？笑」






『なんかすごく変な夢見た



大きいタコが私を掴んで、ほっぺをつねった笑』







横「それ俺かもっ笑」






『えっ？？笑



ちょっと何したの？？』






横「何にも？笑」






『えー？なにー？？笑』






横「ほら暗いから帰ろっね？笑」






『ほっぺつねったのー？



ねー！！笑』







横「かもね、笑



ほらはやくっ



パスタ作ってあげないよ？？笑」







『はいはいっ



私は犬じゃないんだから



えさで釣らないでよ〜〜笑』







横「犬だったら



こんなに豪華な料理作らないっ笑



分かってるでしょ？



ことみはとくべつ！」







『それもそうだね笑/




やった！わったーパスタ』






横「じゃあわったーパスタ作りに行きましょう笑」






今日もおいしく作ろっと、

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