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あの後少ししてご飯を持ってきてくれた先輩にありがとうございますと言い、手を合わせて｢いただきます｣と言おうとした時、
｢Aちゃん、いつも何食べてんの？｣
｢パンです｣
｢さっきも買いに行く言うてたな、でもそれじゃあいつか体壊すで？｣
｢…先輩には関係ありません、大体…私が何食べようと勝手ですよね、赤の他人に言われたくないです｣
｢…赤の他人…？｣
私は箸を取る手を止め、先輩をちらりと見た。
さっきと似た先輩の纏っているドス黒いオーラがブワッと大きくなったような気がした。…怒ったかも。
｢っあーすみません、言いすぎました｣
｢………｣
ゆらりと立ち上がって此方に向かってくる。恐ろしく思えて後退りをしたら壁に当たった。壁はもう少し遠いはず…
｢先輩とは赤の他人じゃ…恋人ですよ！！！｣
咄嗟に思い付いた言葉を言っても先輩は止まらない。普通は｢そうやな｣と笑顔で今頃ご飯を食べているのだろうけど。今の先輩には何を言っても止まってはくれない。
遂には私の目の前に来て、肩をトンっと押し、力の抜けていた私は床に倒れ、先輩は倒れた私に覆いかぶさり、両手を私の顔の横に付いた。…これは
｢…先輩…？｣
床ドンだ。
逃げようにも周りは｢断絶｣で覆われている為、脱出は不可能。
｢…1回キスせぇへんと収まらん｣
｢キスですか…！？｣
｢何回もしとるやろ、Aちゃんからしてきて欲しいなぁ｣
やっと顔を上げた先輩はニヤニヤしていた。これが狙いか…！！
｢君がキスしてくれるまで｢断絶｣は解かんよ｣
｢…っ鬼メガネ｣
｢んー？なんか言った？｣
じっとしていたら｢断絶｣の間隔が狭くなっていく。
｢…分かりました…｣
｢やった｣
分かりやすく喜んだ先輩に軽くキスをした。
｢…ぇぇぇぇ…これだけ？｣
｢私の限界です、無理言わないでください｣
｢むぅ…｣
｢ご飯が冷めちゃいますよ、続きはお風呂に入った後｣
先輩がフリーズして、数秒後瞬きをした。
｢え、続きしてもええの？｣
｢…勘違いしてませんか、キスとか手を握るとかだけですからね｣
｢なんや、期待したのに…｣
やっぱり先輩は変態です。
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アイリ - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 18時) (
レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - あ、ありがとうございます！面白かったです！ (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - アイリさん» コメありがとうございます！結婚式ですね！了解です！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 夏祭り面白かったです！リクエストよろしいでしょうか？結婚式よろしくお願いします！これからも頑張ってください！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - スイカバーガチ勢野坂さん» 遅れてしまい申し訳ありません！夏祭り了解しました！！コメありがとうございます！ (2020年2月20日 21時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年1月5日 10時
