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｢アミィ家はアスモデウス家に続く由緒ある家柄なのは知っていますか？｣
｢先輩から聞いた事があります、確か防御に長けた一族だとか｣
｢その名も｢鉄の防壁｣。如何なるものも決して通さない｢断絶｣を家系能力としている為そう恐れられており、当主も相当な方だと聞いています｣
｢先輩のお母様ですよね、悪童の園に居た時、1度だけ見たことがあったんです。幼い私でも分かりました、｢この人がアミィ家の当主であり、彼の母親なんだ｣と｣
｢そうなのですが一族も当主も、皆魔力が多く、キリヲさんのような魔力が少ない方は今まで1度も生まれなかったらしいのです｣
｢…えっ｣
｢それにより、キリヲさんは悪童の園へ入れられた、と魔関のアザゼル氏から聞きました｣
アザゼル…生徒会長と同じだ。
｢バビルスにいる生徒会長アザゼル・アメリさんは13冠でもあるアザゼル・アンリ氏の娘さんなのです｣
｢だから…！｣
｢…何れにせよ、キリヲさんは魔力が少なく、体も弱かったことからアミィ家からあまり期待をされていなかったようですね｣
｢…そう、だったんですか、お忙しい中ありがとうございました｣
｢…忙しいと言えばそうですね、あの理事長のせいですが｣
｢あはは…｣
オペラさんが部屋を出てから、少し冷めてしまったスープを啜ったあと目の前に見える窓から差す月の光に目が惹き付けられた。
｢…綺麗だな｣
先輩と見てみたい、夜空を。
｢…なら練習しないといけない｣
魔茶を一気に飲んで光が差し込む窓を開けた。
ひんやりした風が私の横を通り抜けて、カーテンが少し揺れる。
｢私、頑張るからね、お母さん、お父さん｣
魔力が少なくてもできることはいっぱいあるんだから。
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アイリ - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 18時) (
レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - あ、ありがとうございます！面白かったです！ (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - アイリさん» コメありがとうございます！結婚式ですね！了解です！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 夏祭り面白かったです！リクエストよろしいでしょうか？結婚式よろしくお願いします！これからも頑張ってください！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - スイカバーガチ勢野坂さん» 遅れてしまい申し訳ありません！夏祭り了解しました！！コメありがとうございます！ (2020年2月20日 21時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年1月5日 10時
