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校舎まで歩いている途中にふと思った。
｢そういえば先輩、その首輪、魔力を溜めるやつですよね？｣
｢あぁ、これな、昔の魔具研の先輩、僕は兄さんって呼んでるんやけど…その人から貰ったんや｣
そう先輩は首輪を触った。私も…
｢私も欲しいです、似たようなもの｣
｢んー、なら今日作ってみる？｣
｢ホントですか？ワクワクします…！｣
｢僕も楽しみや｣
1年と3年で場所は別れているし、私は問題児クラスだから地下まで行かなければいけない、それに行く途中は何故かゴミ捨て場になってて匂いも酷い。先輩と別れた後、色々考えながらクラスへの階段を降りていったから足を踏み外してしまった。
｢痛っ、…ついてない｣
教室へ入り、1日の授業を終える。
みんなそれぞれ自分の師団へ移動していたけれど私だけは自分の机から動けなかった。それはなぜか。
｢…(先輩が急に怖くなって来た…)｣
入間くんやアズくん、クララちゃんもいるから"あの"姿の先輩はないはず。うん、行こう。
地下から出ていくと1年塔にいた生徒が私を見てきた。そして笑った。
｢あいつ、理事長の孫第2号だよな？なのになんでアレフ(1)なんだよw｣
｢試験もビリだって聞いたよー｣
私はそこから逃げるようにして師団部屋へ向かった。
＿＿＿＿
｢失礼しま｢Aちゃん危ないっ！｣、え｣
扉を開くと同時に何か飛んできて意識を失った。
｢貴様何をしているんだ！起きたらAさんに謝れ！｣
｢えーだって飛ばしたのはアズアズだよ？｣
｢それを作ったのは貴様だろう！｣
｢…Aちゃん大丈夫、じゃないなぁ、ずぅっと魘されてるわ｣
｢…ですね…｣
Aさんより早く来た僕らはキリヲ先輩と話をしていた。どうやら先輩はAさんと何かを作る予定だったらしい…が、クララが作り、アズくんが飛ばした金属の塊が運悪く部屋に入ってきた彼女の額にヒットしてしまった。それで今、寝込んでいるけど一向に起きる様子が無い。
｢…Aちゃん｣
先輩は悲しそうな目をして看病している。これは出ていった方が良さそうだ。
｢アズくん、クララ、ちょっと飲み物買いに行こう？｣
｢はい！｣｢あい！｣
＿＿＿
入間くん達が部屋を出ていって数分。僕はじっと彼女の顔を見ていた。
｢…は、興奮するわぁ…！｣
眺めて思う、園で会った子と似た絶望の表情をしている。
｢…でも、Aちゃん、なんで魘されてんのやろ｣
ぬるくなったタオルをお湯につけ、額にもう一度乗せた。
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アイリ - 続き楽しみにしてます！ (2020年2月25日 18時) (
レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - あ、ありがとうございます！面白かったです！ (2020年2月25日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - アイリさん» コメありがとうございます！結婚式ですね！了解です！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ - 夏祭り面白かったです！リクエストよろしいでしょうか？結婚式よろしくお願いします！これからも頑張ってください！ (2020年2月24日 18時) (レス) id: 9394df581f (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - スイカバーガチ勢野坂さん» 遅れてしまい申し訳ありません！夏祭り了解しました！！コメありがとうございます！ (2020年2月20日 21時) (レス) id: 175b7a0ad4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：沫梨 | 作成日時：2020年1月5日 10時
