第三話:本当ならばもっと ページ3
「…っはぁ…」
只今絶賛逃げてます←
ジョゼフ足速いんだよ!?
それに…
しっぽ揺れてるっっっ!!(極度のふわふわ好き)
「…あー、触りたいぃ…」
あのふわふわ感といったら羽毛布団みたいで一度触ったら忘れられないんだよね。
…話は戻してっと
あの後、白の絵の具を使い、ジョゼフから離れたのですが、10秒間のみなのですぐにバレました。1度は撒いても、白の絵の具を使う時のデメリット。「匂いが残り、ハンターに居場所がバレやすくなる」などというものがありまして。
「っ…!!」
「…A、そろそろ諦めたらどうだい。そんなにチェイスし続けていたら周りにとっては利益なのだろうけど…私は君が倒れないか心配なんだ」
「優しい心遣い感謝しますっ…!でも…捕まる訳にはいかないから!」
はぁ…とジョゼフはため息を吐き、立ち止まった。
「やった…撒けるのかな……!?」
「余所見をしていると危ないよ。さぁ、休憩しようか」
ロケットチェアに座る事が休憩と言えるのですか!?←
「あくまでも私はハンターだ。本当ならば逃がしたいところだが、ルール上、こうしなければならないからね」
…確か、ジョゼフが立ち止まった時…写真か何かをパラパラしてたような…
もしかして、自分の付けた足跡の所に瞬間移動できるとか…
「まぁ、当たりだ」
「心の声が…っ」
「随分前から独り言を言っていたけど大丈夫かい?」
「だだ、大丈夫だよ…(;:´°;Д;°`:;)」
「…これが許されるなら本当は…」
「?」
「……に……たい」
「聞こえない…」
「只の独り言さ。気にしなくてもいいよ」
「そっか…」
…!こんなことしてる場合じゃない!
逃げなきゃ…!!
「…捕まって…たまるかぁぁ!」
この間に…青い絵の具を地面に塗って…
吊るされてないのが一番の幸運だ。
「何っ!?」
絵の具がジョゼフの体へとまとわりつく
「…っ…取れない…!!」
「これなら数分で解けるから大丈夫だよ。じゃあねっ!!」
ジョゼフ…もふもふ…さようならっ←
帰った時、もふもふさせてね…!!←
*
「…」
まんまと策に嵌ってしまったようだ。
彼女は絵師だと言ったが、絵の具の力をこんなにも使いこなせるのは流石だと思う。
逃げていく彼女を眺め、私は微笑んだ。
「A…」
この気持が伝えられたらどんなにいいんだろうか。
57人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凜ネコみゃあお??ω??本垢(プロフ) - 忙しそうっての分かってるから謝んなくても大丈夫ですよ!(´;ω;`) (2019年7月4日 8時) (レス) id: 06eba412d1 (このIDを非表示/違反報告)
沫梨(プロフ) - 凜ネコみゃあお??ω??本垢さん» コメントありがとうございます!前のコメントにお返しすることが出来なくてすみません… (2019年7月4日 5時) (レス) id: 2f8e2ebefd (このIDを非表示/違反報告)
凜ネコみゃあお??ω??本垢(プロフ) - イライもつくって!(`・ω・´)みたい! (2019年7月4日 0時) (レス) id: 06eba412d1 (このIDを非表示/違反報告)
凜ネコみゃあお??ω??本垢(プロフ) - 頑張ってください楽しみにしてます (2019年4月4日 7時) (レス) id: d2c743d3d6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:沫梨 | 作成日時:2019年3月29日 8時