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ポアロのお話 に ページ5

小夜「ありがとう。とっても嬉しい。」

今日知り合ったばかりだけど、警護対象者としてではなく、純粋にこの子達を守りたいと思った。

小夜「でも、結構一途な人だから心配することも無いんだけどね。
私が何分、あまのじゃくな者で。」
ははは、と頭を軽くかきながら笑った。

園子「わかります!付き合っていて好き同士なはずなのに、たまにとてつもない不安になる時がありますよね!」
蘭「ね!どこに居るのか分からないから尚更不安になっちゃう!」
園子「居場所が分からないのはあんたの旦那だけでしょう?」
蘭「旦那じゃないもん!」
園子「旦那でしょうよ!付き合ってるの次元を超えてすでに旦那よ、旦那!」
蘭「もう!園子ったら!」

小夜「ふふふ…」
二人のやり取りがかわいくて、面白くて、つい笑ってしまった。
二人が一回、私を見てからお互いに顔を会わせ、三人で笑った。

安室「とっても盛り上がってるようですね。はい、ハムサンド。あとこれ。」
とても美味しそうなハムサンドがテーブルに置かれ、手渡しで折り畳んだ紙切れを渡される。

コナン「何?それ?何渡したの?」
さっきよりも幼い感じの声で聞いてきた。
安室「ちょっとした文通みたいなものですよ。あ、いらっしゃいませ!」
安室がはぐらかしながら、入ってきたお客さんのご案内に行った。

これ以上、質問攻めされるのも困るので早々にサンドイッチを平らげ、手の空いたのを見計らい安室にお会計を頼んだ。

コナン「雲海さん、帰っちゃうの?」
まだ幼い感じの声で話しかけてくる。
小夜「うん。このあと予定があるからもう行かなくちゃいけないの。また今度ゆっくり話しましょ。
蘭ちゃんと園子ちゃんもまたね!」
蘭ちゃんも園子ちゃんも、また、と手を振ってくれた。
お店を出る時にコナンくんが睨んでいた。

仕方ないか。
コナンくんからしたらいきなり現れた『存在しないはずの人』の婚約者なのだから。
私はまだ、彼にとって不審者でしかない。
わざわざ自分から公安の者です!なんて言う訳にもいかないし、様子を見ながらの行動になるだろう。

ポケットから手渡された紙切れを取り出す。
三つ端が折られており、中に何か固いものが入っていた。
固いものを手に出してみると、microSDカードだった。
紙を広げてみると、
『12:30に米花駅2番ホーム1号車
 僕の部下の風見に渡して下さい。
 お願いします。』
そう、書かれていた。

A「次は米花駅っ!」

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設定タグ:名探偵コナン , 公安 , 安室透   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:黒猫になりたい | 作成日時:2019年1月15日 1時

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