空に紡いだ物語。-story of kz-

あとがき ページ28

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＊「光を重ねたあの日から。」結

初めましての方も、初めましてでない方も、こんにちは、結です！！
この作品には、道は1本だけじゃない。目に映る地面だけに囚われず、少しだけ上を向いて見れば、何者にも成れる空が広がっているから。
一直線に進まなくてもいい。自分が何をしたいのか、何のためにここに居るのか、分からなくなったら、がむしゃらに沢山気持ちを抱いてもいいんだよ。

なんていうような思いを込めました。
一本道を迷いなく駆け抜けていっているように見える若武ですが、実は、彼の能力を認めている周りの手によって、意図されずとも止まりたくても止まれない状況下にいて。
それに気づかなかったと自責の念に負われる黒木が、自分よりずっとずっと可能性の大きい若武には希望を失わないでいて欲しい、と声掛けをしますが、その言葉によって突き動かされた若武を目にして、大切なことに気付かされるんですよね。

その”大切なこと”は、一人一人違っていていいと思っています。
皆さんが感じた”大切なこと”とは何でしたか？

この小説が、皆さんの心にほんの少しでも小さな欠片となって残って下さりますように。






＊「それを名付けるなら」冷

悠飛メイン、サブキャラ彩で書かせていただきました冷です！
悠飛メインを書きたい！と物語の構成も考えずにとにかく突っ走りながら、ふと思いついたのが幸せという単語でした。

原作を読み返すと悠飛は自分の思考の領域に踏み込まれるのを嫌がっている描写があったので、
「お前にはわかんないだろ」という相手から距離を取るような発言から幸せについて掘り下げていくお話にしようと思い立ちました。書くのにとても時間がかかってしまいましたが…笑

形は違えど誰にでもある停滞した日常。その中での小さな幸せを描きました。
2人とも言葉を操る人なんだよなぁ、と思いながら書いた作品です。楽しんでいただけたら幸いです！









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