鬼狩り２２５ ページ25
〜炭治郎サイド〜
Aは俺と子供、そして時透くんを順番に見る。
言い争う声が聞こえたので、一体何の騒ぎだろうと駆けつけてきたのだと言った。
さらに、鋼鐵塚さんの気配を感じたとも。この近くにいるのかな？
無一郎「Aも来てたんだね」
時透くんはAが来た途端、それまでの無表情が嘘のようににっこりと笑った。
ていうか、なんだこの落差！？
貴方「うん！ 呉服店で戦った時、刃毀れしちゃってさ。無一郎もでしょ？」
無一郎「そう。その間戦闘訓練をしようと思ったんだけど、この子が鍵を貸してくれなくて」
貴方「鍵……？ 戦闘訓練？」
キョトンと首を傾げるA。そして子供の方を向いて、丁寧に挨拶をした。
貴方「初めまして。私は神室Aです。よろしく」
子供は挨拶されると思っていなかったのか少し狼狽た後、お辞儀を返す。
小鉄「お、俺は小鉄です。こちらこそよろしく」
挨拶を返したものの鍵を渡すまいという意思は強く、どこまでも頑なだった。
小鉄「い……言っておきますけど！ 柱が何人来ても、女の子が来ても、俺は鍵を渡しませんから！」
Aはそんな小鉄くんを見て穏やかに笑う。
貴方「何の鍵のことかわからないけど、無理強いなんてしないから大丈夫」
小鉄くんはAの優しい声に安心したのか、少しだけ震えが止まった。
しかし俯いて、今にも泣きそうな様子で話し出す。
小鉄「無理なんだ……俺には“あれ”が壊れた時、直す技量がない。
親父が急に死んで、兄弟もいない。俺がちゃんとやらなきゃいけないのに、才能ないから……。
戦闘訓練で壊れてしまったら、もう直らない。壊れるのなんて見たくないよ」
お面の下で泣いているであろうその子は、嗚咽を洩らしながら吃逆を上げた。
Aはそんな小鉄くんの頭をそっと撫でる。
貴方「“あれ”っていうのは？ 誰も直せないほど複雑な作りをしたもの？」
Aの問いかけに、小鉄くんは小さく頷く。
小鉄「『縁壱零式』＿＿＿＿＿
俺の祖先が作った、戦闘用絡繰人形です」
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サリア(プロフ) - さんいちがさん» ありがとうございます！続編でも頑張ります！本誌の無惨が癒しだって？そんなことに！？気になるので読みますね！笑 (2020年4月30日 20時) (
レス) id: 05b07eff83 (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが - ネタバレ注意。本誌の無惨が孫にひっついてるみたいで癒されますよ！！！！サリア様も見てみてください！！！ (2020年4月29日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが - サリアさん» 最新話見ました！！！たんじろーsideですねﾌﾑﾌﾑ！！これからどうなっちゃうんだろ！！こっち(小説)もあっち(本誌)も！！！気になる！！！！！！ (2020年4月29日 22時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
サリア(プロフ) - さんいちがさん» 夢主の介入によって、話の展開は変わってくると思います！楽しみにしてくださって嬉しいです！今の所正体を知るのは無一郎だけですが、どうなるでしょう？(￣∀￣) (2020年4月29日 21時) (レス) id: 02855f94f3 (このIDを非表示/違反報告)
さんいちが - サリアさん» うおおおおおお！！！原作と違うだとおおおおお！！！！想像できないっ！！！！！楽しみ！！！！あと最新話見ました！！！夢主ついに……バレたらバレたで、面白くなりそう！！！だって！！！！！サリア様だから！！！！ (2020年4月29日 12時) (レス) id: d344c61285 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サリア | 作成日時：2020年4月5日 15時
