【文スト】風は光り、恋を告げる【反応集】

一目惚れされた ページ43

中島敦
「僕がその護衛依頼、やります！……宜しくお願いしますね、Aさん」

　何時もは自信が無いけれど、雷に打たれたようなあの感覚は忘れられません。貴方が困っているのであれば、自然と勇気が出るみたいです。



太宰治
「………………」

　貴方を見た瞬間から、彼は静かになりました。経略を巡らせようとしても、理想の相手過ぎて頭の中が真っ白になってしまうみたいです。



芥川龍之介
「僕の事は、盾か剣とでも思って頂ければ結構です」

　貴方に認識して貰えれば其れで善い。存在意義を、この命が少しでも長くなればと、特定の人物を深く知りたいと意識したのは、何時振りか。



中原中也
「はァ〜？……あ、ァー……ッくそ」

　出て来るのは溜息ばかりで、仕事も手に付きません。初めて見た貴方の笑顔が忘れられないみたいで、ボーッとしては我に帰ります。



江戸川乱歩
「どうしたの皆。流石に大事にし過ぎでしょ」

　探偵社はてんやわんやです。何と、あの名探偵が僅かに推理を間違えたらしく、而も本人は無自覚です。Aさん、もう一度探偵社に来て！



梶井基次郎
「名前はー、歳に生年月日と血液型、出身地に、好きな食べ物……異能はあって、特技は、ほぉほぉ。檸檬爆弾はー」

　ポトマの情報網を持ってすれば直ぐに洗い出せる貴方のプロフィールを集めて、分析してまとめてーー他の被検体より特別な感情はあるんですよ。



夢野久作
「……明日も遊びに来てくれる？」

　ちょっとした挨拶だけのつもりだったのに、気付けば一日中一緒に遊んで、「泊まっていいよ、此処にいてよ」とまで云って甘えて来ましたよ。もう座敷牢からは、出られませんね。



マーク・Ｔ
「A、今暇かい？お茶しない？それともコックピットに乗ってみる？あ、ハック・フィンとトム・ソーヤに会ってみるかい？」

　分かりやすく超アピールしてきます。あっけらかんとしているので嫌な気はしませんが、段々執拗いです……一生懸命さは伝わってきますよ。



シグマ
「宜しければ当カジノの支配人であるこの私が、一から手解き致しますよ」

　輝かしい営業スマイルですが、自身の心を保つ為に一言一句一挙一動に気を張っています。カッコイイ所を見せようと頑張る彼は、愛らしいです。



末広鐵腸
「…………… 」

　何時でも何処でも此方を注視してきます。それでも任務が入れば残念そうな顔をして去っていくので、一応手を振ってあげると、一寸嬉しそうに歩いて行きました。

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