【文スト】風は光り、恋を告げる【反応集】

学ストで教師になった ページ14

中島敦
「先生見てください！初めて高得点が取れました！」

　小テストの度に成果を報告して来ます。少しずつ点が上がる彼の頭を撫でてあげると、次も頑張りますと顔を綻ばせました。



太宰治
「ねえせんせー、心中同好会の顧問になってほしいのだけどー」

　もー森さんとかに許可貰ったよーと云って、校内のオススメ心中スポットを巡る羽目に。放課後は毎日、二人ぼっちです。



芥川龍之介
「教師と云えど、教室以外では無力ですね」

　保健室。倒れた彼を心配してお見舞いに行くと、羅生門でベッドの中に押し込まれました。……誰か来ちゃうよ〜！



中原中也
「お、先生。其れ全部貸せよ」

　生徒達の提出ノートを運んでいたら、全て異能で運んでくれました。何時でも頼っていいぜ、と素行のめっちゃ良い不良です(？)。



江戸川乱歩
「あ、A先生ぇ〜、一緒にお菓子食べよ〜！」

　生徒会長が大量にお菓子持ってるんですけど。生徒会規則について話したいのに、次々に詰め込まれる甘味に、滞在時間は長引きます。



福沢諭吉
「先生、乱歩の相手をありがとうございます。授業なども他の生徒から評判と聞いていますよ」

　初めて見た優しい微笑み。学園長本人からそんなお言葉を頂けるとは、教師冥利に尽きますね。今度の学園長主催の、野点にも誘われました。



織田作之助
「先生済みません。次の時間、講義の補佐をお願いしたいのですが」

　丁度空いていましたし、教育実習生の頼みなら、断る他ありません！応援しつつ、彼の成長を見守ります。生徒からは夫婦みたい、と思われていたそうですよ。



マーク・T
「違うよ先生！その単語の発音はね！」

　何故生徒に英語を教わっているのでしょう。何故なら彼は米国人。恥を承知で頑張っていると、ふと、顔が近付いてきてーー？



フョードル・Ｄ
「おや、済みません。読みたい本があったものでーーねぇ、先生」

　下校時間の図書館に残っている唯一の生徒。声を掛けてもにこにこと笑っているだけ。仕方無く扉に手を掛けてーードア……開、かな、い……？



小栗虫太郎
「また生徒にナメられたのか！」

　いや普通に喋ってただけですが。貴方の事が心配でならない先輩教師の小栗先生。今度、呑み会にでも誘ってあげましょう。



末広鐵腸
「先生……その焼きそばパン」

　今日は購買に行ってみた貴方。凄まじい争奪戦での戦利品は彼のメロンパンと交換になり、そのまま昼餉を共にし、そんな日々が続く様になりました。

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