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桜田さんに案内されて、二階の部屋に来た。




途中にあった、階段や小さな部屋には本が沢山あった。




今いる部屋は、シンクや棚があって、休憩室みたいになっている。









桜『ここは、私の家でもあってね。二階の違う部屋に住んでいて、下で本屋さんをしてる感じになるね。』








テーブルの前に座った桜田さんの向かいに座り、履歴書を渡す。









桜『ご丁寧にありがとうね。紗弓ちゃん、
弓ちゃんとはお友達かい?』





『あ、はい...。幼馴染で。』





桜『そうかい。弓ちゃんの幼馴染みなら、心配いらなさそうだね。今、ここで働いてる人は弓ちゃんだけでね。ちょうど、人を探していたんだよ。』






ゆっくり丁寧に話す桜田さんは、去年、身体を壊してから、仕事を控えてるらしい。





奥さんも三年前に病気で...。









桜『この住宅街は静かで、お客さんもみんな優しい人たちばかりでね。どうしても、辞められなくて、そんな時に弓ちゃんが来てくれてね。優しい心を持って、仕事にも一生懸命な彼女にはたくさん、救われたよ。』







確かにこの街は、静かで過ごしやすい。





紗弓も同じように穏やかで優しいことは知っている。

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作者名:ガリガリヤンキー | 作成日時:2019年4月13日 0時

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