お話 48 ページ5
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「はーなーせぇえええっ…ッも…テテさんに続きなんなの?!可愛い顔してなんなの?!」
引きずり込んでくる手をどうにか引き剥がせないかと奮闘するものの、座席に乗り上げて後ろに落ちかけているから踏ん張れる床も無くて、ずるずると半分ほど体が後ろにずり落ちたあたりで、ヤローの力が緩められて、腑に落ちない顔してるヤローと反転世界でご対面。
「…どうも。」
その瞬間、不機嫌そうだった表情から更に眉根が顰められて、眠さマックスで極悪モードな雰囲気から一転、キョトン…とした顔になったヤローの顔はテテさんみたく十分すぎるほど整っていて、なにこの車内、世の中の不公平の集まりか！と一人愚痴ていたら、目の前のヤローが俺をまじまじと視ながら口を開いた。
「…ん？あれ…？…ヒョン…じゃ、ない…？」
ヒョンって…そういや、テテさんやジミンが何回か言ってるのを聞いた気がするけど…何なんだ…。
っつーか…
「なんでそんな力強いんだよ馬鹿ーっ！！！っも…ジミン助けてーーーッ…！！」
可愛い(目の前のコイツ)もカッコいい(テテさん)も、なんでこう当たり前のように力が強ぇーんだよ！
以前のテテさんの馬鹿力を思い出しながら、引っ張ってもやっぱり取れない目の前のヤローの手が絡んだ自分の腕をぶんぶんと振り回しながらジミンに助けを求めていたら、その瞬間、ふっと掴まれていた腕の力が緩んで、暴れていた分、一気に後ろにずり落ちる。
「ジミニ…ヒョン…？……？？…あっ…！」
「うぉおおおおお落ちる落ちる落ちる―――ッ！！！」
あっ…！ってお前っ…もしかして俺をジミンと間違えてたのかーーーーっ！？！！！
ジミニって確かジミンのことだったよな？！っつーか、言いたいことはいっぱいあったが、このまま落ちたら首いっちまわねぇ？と思ったら、なんとかここで踏ん張らなきゃ…と足をばたつかせて、ギリギリ掠った車の天井に足を突っ張って耐えていたら、さっきまで俺を引っ張っていたヤローが俺の脇に手を入れてきて、難なく後ろの席に降ろしてくれた。
「A！？大丈夫？！」
「A、も一回やる？」
「やらねぇし…ッ！！っつーか、…しっ…死ぬかと思ったー…。」
俺の心配をしてくれるジミンの後に、もう一回やる？とか聞いてきたテテさんにはあとでなんか報復しよう…と心に決めながら、死ぬ思いを味あわせてくれた隣のヤローにキッ…と顔を向ける。
「お前ッ…！！俺をジミンと間違えただろっ？！」
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おるが(プロフ) - トナさん» トナ様、大変お待たせ致しましたーーーーー!!!またお楽しみいただける様、ちょっとずつですが更新頑張りますねー！コメントありがとうございます！励みになります♪ (2022年4月13日 11時) (
レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - いおりさん» お話愉しんで頂けているようで嬉しい限りです。まったりとですが更新を再開しておりますので、またよろしければ覗いてみてやってください♪コメントありがとうございました！ (2022年4月13日 11時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
トナ(プロフ) - 久々の更新待ってました...!!!!!!楽しみに待ってます♡ (2022年4月12日 1時) (レス) @page30 id: 277f38f1a9 (このIDを非表示/違反報告)
いおり - わちゃわちゃ感が最高で見ていて、笑顔になりました!!更新、楽しみに待ってます!!!! (2021年2月25日 19時) (レス) id: 0fd6172cb6 (このIDを非表示/違反報告)
おるが(プロフ) - たろさん» コメントありがとうございます♪お話、愉しんで頂けているようで嬉しい限りです♪まったりですがこれからも更新して参りますので、お楽しみいただける様頑張りますねー！ (2020年11月23日 2時) (レス) id: 8701f20bcc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おるが
| 作成日時：2019年9月16日 2時
