ギャップがすごいね、三ツ谷くん。【三ツ谷隆】

恋 -side mty- ページ9

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マイキー「三ツ谷〜」


三ツ谷「…」


ドラケン「おーい、三ツ谷？」


三ツ谷「…ん？どうした？」


ドラケン「大丈夫か？」


三ツ谷「おう」





集会終わり。各隊長は用事があるからと残っていた。

昨日、Aに自分が不良だっていうことをバラしてから何故かぼーっとしてしまう。

…本当に言って良かったのか、とか。

彼女は超のつくほどバカで天然で確かに本当のことを言っても「そうなんだ！すごーい！」しか言わなさそう。実際「ギャップすごいね」で終わったし。

でもなんとなく、言いたくなかった自分がいる。





武道「三ツ谷くん、なんか最近男らしさが増した気がします」


三ツ谷「そ、そうか？」


マイキー「なに、好きな子でもできた？」





ニヤ、と効果音がつきそうな感じで俺を見るマイキー。





三ツ谷「…好きな子」


ドラケン「図星か？」





ドラケンも、みんな同じ顔で俺を見てくる。





三ツ谷「(好きなヤツ……か)」





目が離せなくて、何かと心配になって、守りたくて。

これはそういうことなのだろうか。

そういえば「学校に行くのが楽しみだな」とか、らしくないことを思い始めたのもAと話すようになってからだ。





三ツ谷「…そうかも」


マイキー「まじ？」





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