ギャップがすごいね、三ツ谷くん。【三ツ谷隆】

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「おー、元気だな」


『三ツ谷くん！ぉ、おはよう…！』


「はよ」





やばい。会話しなきゃ。

なんか降りてこい…！





『そ、それにしても馬鹿は風邪引かないって迷信だったんだね！』





私が咄嗟にそう言えば、三ツ谷くんは「ん？」と聞き返してくる。

そして、少し考えた後でこう言った。





「馬鹿は風邪に“気が付かない”だろ」





その冷静な発言に2人で顔を見合わせてしまう。





『…私、正真正銘の馬鹿だ』





真剣な顔で言うと「ブハッ」と笑い始める三ツ谷くん。





「ぉ、まえっ…まじ最高…」


『な、ひ、酷い！』





今の私は超絶顔が赤い。

それと対称に満面な笑顔の三ツ谷くん。





「いやあ…マジでAは本物だな」


『た、たかくんは…！』


「俺は？」


『…ギャップがすごい』


「ハハッ、貶せてねえ」





「てかまたそれ？」と微笑む三ツ谷くん。

あーあーあー！カッコいい…。





「ま、でも元気になって良かったわ」





ポンポンといつものように頭を撫でられる。





『ぁ、あの…保健室運んでくれたり、お昼休みとか放課後とか様子見に来てくれてありがとう…！』


「いやそれどこ情報だよ、はっず」





遅れてしまったが、ちゃんとお礼を言うと恥ずかしくなってしまったのか顔を手で隠しちゃう三ツ谷くん。

どーしよう、胸がもうボンボンだよ。

何故か私も恥ずかしくなって手で顔を隠す。

指の隙間から少しだけ彼をチラ見したらパチッと目が合ってしまい、お互い顔を赤くしながら「何やってんだろ」と笑い合った。





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なんか自分で書いたくせにキュンキュンしちゃった、妄想ってすごい！！！！！

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