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エースside
コンコン
アナのお母さんがドアを軽く叩く
母「アナ、バイト先の子がお見舞いに
来てくれたわよ…アナ？」
ジャー
一階から水道の音が聞こえた
母「あら、お手洗いに行ってるみたいね
ごめんなさいね
少しここで待っててもらえる？」
エ「はい…」
…優しそうなお母さんだな
俺は辺りを見回す
あちこちに写真や絵が飾られてあった
いいなぁ幸せそうで
財閥の息子である俺には程遠い生活だ
俺もこういう家に生まれたかった
ポフッ
俺は部屋のドアにもたれかかった
お金持ちとかじゃなくて普通の家
エ「はぁ…ほんとめんどくさい」
色々ごまかしてバイトとか続けてたけど
そろそろ潮時かなもなぁ
…でもランスと会えなくなるのは
ちょっと…さみし…
エ「は？！」
急にドアが開き
俺はその前倒れた
エ「うわっ！！」
三星さんの部屋の壁には
何枚もの紙が貼られてあった
その紙には神戸A探してます
と書かれていた
エ「何だ…え？」
パタン
ドアが閉まる音が聞こえた
後ろを振り向くとそこには三星さんがいた
エ「…三星…さん…？」
母「アナ？」
ドアの外から
三星さんのお母さんの声が聞こえる
ア「大丈夫だよお母さん
私の部屋で話すからお母さんは下に行ってて」
エ「………」
俺は床に落ちてた紙を拾う
何だコレ
ア「飛騨くん、私の事
お見舞いに来てくれたんだよね？ありがとう
ごめんね今まで連絡しなくて」
エ「…べ、別に」
ア「部屋も散らかっててごめんね」
エ「いえ…別に」
ア「少し窓の方を向いててもらえる？
片付けるから」
エ「…わかった」
俺は言われた通り窓の方を向こうと
立ち上がった
グシュ
立ち上がった時に俺は
床に落ちていた紙を踏んでしまった
ア「ひゆっ…うわぁぁぁぁあ」
三星さんがスライディングして
その紙を取った
エ「…っ！！」
な、何だこの人！？
ア「…っ…私の天使を足蹴りにするなんて」
何言ってんだこの人
ア「ふぇ…ううぅ…」
び、美人が泣いてるのに
ちっともドキドにしない…
エ「えーと…ていうか
顔どうしたんだよ三星さん」
今気づいたけど
三星さんの顔には
大きな絆創膏が頬に貼られていた
エ「あと、その子何なんだよ」
ア「…この子はね
私をピュアにしてくれた天使なの
私はあの日天罰を受けた
彼女を独り占めしようとしたから」
天罰？彼女を独り占め？
一体何言ってんだこの人
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饅頭(プロフ) - えっえっえっ何か最初のランスがバイト増やすみたいな話したところで泣いたんですが…えっえっえ？神？神なんですか！？ (2020年2月23日 21時) (
レス) id: bb1145914b (このIDを非表示/違反報告)
堕天使ルビィ - そらら@まひぃ?さん» ありがとうございます(＞人＜;)そんな風に言ってもらえるととても嬉しいです！これからも更新頑張ります！ (2018年7月21日 16時) (レス) id: 38a6d50887 (このIDを非表示/違反報告)
そらら@まひぃ?(プロフ) - 内容が面白いです！しかも好きなものなので...更新頑張って下さい！ (2018年7月21日 13時) (レス) id: 0d6a48f466 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ミルト* | 作者ホームページ：
作成日時：2018年7月18日 11時
