尋問 ページ6
ﾏﾁ「はぁ？何でアタシ等が。」
ﾌｨﾝ「女子同士気を許すかも知れねぇだろ？
あとここにいる男軍団はシャルを除いて皆目つきが悪いからな。」
ｼｽﾞｸ「確かに。それじゃあ私から行くよ。」
と、シズクが静かに手を挙げる。
その動作にさえも怯える少女は本当に脆そうだ。
すると、シズクは俺から半強制的に少女を奪い取って奥の部屋に連れて行ってしまった。
ｼｬﾙ「大丈夫かな…。」
ｸﾛﾛ「女子達なら心を開いてくれるだろう。」
数分後、シズクが戻ってきた。
さっきの少女は一緒ではないみたい。
ｼｽﾞｸ「ダメだったよ。
何聞いてもだんまりでずっと怯えられてた。」
ｸﾛﾛ「分かった。じゃあ次はパクノダ頼む。
もし苦労することがあったら能力を使っても構わん。」
ﾊﾟｸ「分かったわ。」
と、パクノダは少女の待つ部屋へ向かっていった。
また数分後、パクノダが戻ってきた。
ｸﾛﾛ「どうだった。」
ﾊﾟｸ「私もダメだったわ。
反応はシズクと同じだったから能力使ってみたけど不思議なことに何も読み取れなかったのよ。」
ﾉﾌﾞ「はぁ？！そんなことあんのかよ。」
ﾊﾟｸ「たぶん心自体を閉ざしているからなんだと思うわ。」
ｸﾛﾛ「はぁ…マチ行くか？」
ﾏﾁ「遠慮しとくよ。結果は分かりきってるからね。」
ｸﾛﾛ「どうしたものか…。」
ｼｬﾙ「一先ず様子見でいいんじゃない？
無理に刺激するとさらに悪化しそうだし。」
ｸﾛﾛ「一理あるな。
よし、まず一週間様子を見よう。その間は下手な刺激をしないように。」
皆が頷く。
その後、団長の解散という声に皆がホームに戻っていった。
今アジトに残っているのは、俺、マチ、団長、フェイタン、フィンクス、パクノダだけだった。
ﾏﾁ「てか、さっきの子はどこにいるのさ。」
ﾊﾟｸ「奥の部屋でずっと震えてるわよ。」
ﾌｪｲ「打つ手なしね。」
ｼｬﾙ「ちょっと俺、見てくるよ。」
ﾌｨﾝ「やめとけ。無視されるのがオチだ。」
ｼｬﾙ「そんなのやってみなきゃわからないでしょ。」
と、フィンクスの言うことに耳も貸さず俺は奥の部屋に向かった。
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作者名：きなこもち | 作成日時：2021年4月16日 17時
