俺と同じ翡翠色【シャルナーク】 (ページ47)

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作戦ページ47

俺はアジトの広間でずっとパソコンをいじっていた。

決して遊んでるわけではない。

団長に頼まれた情報を収集しているだけだ。

まあホームに戻ってゆったり調べるのもいいかなって思ったんだけど、やっぱりAが心配で俺と団長だけアジトに残ることにした。

団長は広間の定位置で本を読んでいる。

団長もなんだかんだAが心配みたい。

あのいつもの男らしさからは想像できないよね。

それより、今俺は悩んでることがある。

今度の9月1日のオークションに団長とパクとコルトピ以外全員で行くんだけど、Aをアジトに残しておいて大丈夫なのかってこと。

アジトにはあの変態も残るからいつ襲われてもおかしくはない。

まあ団長が護ってくれるらしいけどやっぱり心配なものは心配だ。

さて…どうしようか。

俺はパソコンから顔を上げ、団長に問うた。

ｼｬﾙ「ねぇ、団長。」

ｸﾛﾛ「何だ。」

ｼｬﾙ「今度のオークションの作戦を考えてるんだけどさ、Aってどうする？」

ｸﾛﾛ「ああ、その事なんだが、俺も後でアジトを出るんだ。

だからパクとコルトピだけでは少し心配だからAも一緒に連れていくことにする。」

ｼｬﾙ「だとは思っていたけど…正気？

あんな薄汚れたような汚い連中にAみたいな可愛い天使を連れてくなんて…そいつら絶対Aのこと狙うじゃん。」

ｸﾛﾛ「そのときはお前らで護ってやればいいだろ？」

ｼｬﾙ「まあ、確かにそうだけど…。」

ｸﾛﾛ「Aが心配なのは分かるが、アジトにいるよりは絶対安全だ。」

ｼｬﾙ「OK。じゃあその方向で作戦立てとくね。」

ｸﾛﾛ「ああ。頼む。」

俺は再びパソコンのキーを打ち始めた。