隠れた想い / 八 ページ10
遅れてしまいましたが、こちらもバレンタインの話です。г○
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2/14
グダグダしてたらいつの間にか放課後になってしまった
もう、チョコレートを渡すタイミングは今しかない
偶然にも彼は私の隣の席で、しかも場所は教室の後ろの隅の方
あまり目立たない所で良かった…
そう思いつつ、高まる鼓動を落ち着かせてhacchiの名前を呼ぶ
彼は「何？」とだけ言って私の顔を見つめてきた
『これ…良かったら食べて』
チョコを差し出した手と声が震えていた気がするけど…今日ずっとhacchiに言いたかった言葉を今やっと言うことができた、
そう思うとなんだかほっとして緊張が少しずつ和らいでいくのを感じる
「え…ありがとう…。これ…Aが作ったの？」
『うん…美味しくなかったらごめん』
そう言って苦笑いすると、hacchiは「…凄いね」と微笑んでチョコを受け取ってくれた
そんな彼の笑顔だけで、体温はどんどん上がっていく
…今なら本当の気持ちを言えるかもしれない
そんな時だった
「hacchi君！」
後ろから声が聞こえて振り返ると、同じクラスの子が立っていた
勿論、綺麗にラッピングされた可愛らしいチョコを手にしている
やっぱり…
私は瞬時に察してhacchiから離れた
hacchiはクラスの女子から密かに人気だ
そりゃあ、私の他に彼にチョコをあげる人はいるよね…
空気を読み、荷物を準備してすぐに帰ることにした
どうせ私の作ったチョコなんかより、この子が作ったチョコの方が断然可愛くて美味しいんだろうな
「こ、これ、貰って！！」
身近で起こっている今の現状に気付かないフリをする反面、無意識に聞き耳を立ててしまう自分がいる
…もうこの恋は諦めたいのに
hacchiはゆっくりと口を開いた
「ごめん。
俺は…好きな人からのチョコ以外は受け取れない。」
彼の口から飛び出た言葉が私の体を一瞬で硬直させる
え…？
女の子を見ると彼女も私と同じく硬直している
そして「そ、そうなんだ…」とだけ言って素早く何処かへ行ってしまった
急にまた胸の鼓動が高まっていく
私は…期待しても良いのだろうか
「じゃあA…また明日。」
頭が混乱している私を置いてhacchiは何もなかったかのように教室を出ていく
そんな彼の手には私があげたチョコがちらりと見えた気がした
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ガオNA(プロフ) - ゆっくりさん» コメントありがとうございます！すみません、教えて下さりありがとうございます…！！今後から気を付けますね…！ (2020年2月29日 18時) (
レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 曲パロは著作権に引っ掛かってしまうので消した方が良いですよ…(小声) (2020年2月29日 18時) (レス) id: 56664050fd (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - いきなりすみません、作者のガオＮＡからです。申し訳ございませんが、『4人の○○○』の4話にちょっとした話のミスがありましたので、その部分を直させていただきました。宜しければですがもう一度読み直して頂ければ幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - ivさん» 了解！！！リクエストありがと！！ (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
iv(プロフ) - バレンタイン時のすぎにゃんvsしゅーさんとかお願いできる…？？？？ (2018年4月5日 13時) (レス) id: 14899ecff4 (このIDを非表示/違反報告)
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