おひとつ追加 / 蘭 ページ11
『寂しがり / 杉』の続き(？)の話です。
読んでいない方はそちらの話からお読み下さい。
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夜
次々と「お疲れ様です」って言って会社を出ていくが、俺とAだけ仕事時間を越えてもパソコンと向かい合っていた
最近、俺とAの2人で残業することが頻繁にある
…要するに俺らは勤務時間内に終えられないほど仕事のペースが遅いのだ
「残業なんて面倒臭いし、早く家に帰りたい」
そんな気持ちもあるのだが、正直Aと2人っきりで居られるこの時間は嫌いじゃない
そして、俺はAに今日の朝からずっと気になっていた"とある事"があった
「A…これ、どうしたの」
『えっ！？』
思わず尋ねて指で彼女の首をツン、と触るとAは大袈裟に驚いて声を上げる
そして物凄い早さで彼女は"ソレ"を手で隠した
『な、なんでもない！多分虫に刺されたんだと思う！』
そう言ってAは「あはは」とひきつった笑い方をする
「ふぅん…」
…嘘つけ
白くて綺麗な首筋に一ヶ所ぽつん、とある赤い印
大体、今はまだ虫が出る季節じゃない
…そう考えたらキスマークしか考えられないじゃん
ふと数ヵ月前の出来事が蘇る
以前、Aは彼氏ができたことを何故か俺に報告してきた
あの時の俺の気持ちといったら「他の誰かに捕られてしまった」ってショックが大きくて、滅茶苦茶複雑な感情でいた
Aにとって俺は"ただの同僚"じゃなくって
ちゃんと男として見てほしい
「虫刺されなら別に隠さなくても良いんじゃない？」
『あ、ちょっと…！』
俺はAの両手を掴んだ
そして抵抗出来ない彼女の綺麗な首筋に顔を近付ける
Aは俺の髪が彼女の首に触れたのか、くすぐったそうに「ん、っ」と声を漏らした
こんな可愛らしい声をAの彼氏さんは飽きるほど聴いてるんだろう
羨ましい限りだよ、本当に。
間近で見てみると、首筋の"ソレ"…キスマークは結構くっきりとついていた
『止めて、離して！』
今更焦り出して、更には上目遣いで俺を睨むA
…どんな表情も可愛すぎて反則なんだよ
ここは会社だ、ってことは分かってる
けど、もう止められそうに無い
「Aの彼氏さん、ごめんね」
『え、っ…あ……！』
俺も同じく首筋の目立つところに印を付けてやった
これが俺なりの宣戦布告
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※蘭たんはAの彼氏がすぎるだと知らない設定です。
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ガオNA(プロフ) - ゆっくりさん» コメントありがとうございます！すみません、教えて下さりありがとうございます…！！今後から気を付けますね…！ (2020年2月29日 18時) (
レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっくり - 曲パロは著作権に引っ掛かってしまうので消した方が良いですよ…(小声) (2020年2月29日 18時) (レス) id: 56664050fd (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - いきなりすみません、作者のガオＮＡからです。申し訳ございませんが、『4人の○○○』の4話にちょっとした話のミスがありましたので、その部分を直させていただきました。宜しければですがもう一度読み直して頂ければ幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
ガオNA(プロフ) - ivさん» 了解！！！リクエストありがと！！ (2018年9月9日 12時) (レス) id: bc3fdf2a65 (このIDを非表示/違反報告)
iv(プロフ) - バレンタイン時のすぎにゃんvsしゅーさんとかお願いできる…？？？？ (2018年4月5日 13時) (レス) id: 14899ecff4 (このIDを非表示/違反報告)
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